コレクターたちのふか~いスター・ウォーズ愛 !【ヴィンテージTシャツ】

スター・ウォーズの楽しみ方は映画だけにとどまらない。フィギュアやコスプレなどをコレクションしている人も取材してみるとすごく魅力的だ。今回はヴィンテージTシャツを集めているベルベルジン遊歩道の岡部さんに話を聞いてみた。

 

コレクターファイル

ベルベルジン遊歩道スタッフ
岡部義彦さん

Profile:
自衛隊を退職後、ヴィンテージ業界へ飛び込んだ異色の経歴を持つ。ヴィンテージスニーカーや革靴にも精通する。
X:@yoshihiko_v93

 

SWのヴィンテージTは
古い=いいものではない。

日本を代表するヴィンテージショップの姉妹店、ベルベルジン遊歩道。こちらはアメリカ古着の中でも注目度が低かった’90sにいち早くフォーカスし、バンドや映画にまつわるTシャツを豊富に揃えている。ちなみに、そこで働く岡部さんはスター・ウォーズTのコレクター。それも90年代ド真ん中なものを収集しているという。

ダース・モールのTシャツは珍しいヨーロッパ企画のもの。ボディはもともとワーナー・ブラザーズのオフィシャルタグが付いていた形跡がある不思議な1枚だ

 

「きっかけは父親の影響。父は旧3部作からのファンで『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の公開時に映画館へ連れられて行きました。多感な小学生がリアルタイムで観たスター・ウォーズ。そりゃ世界観に染まりますよね。そんな原体験もあって、僕が持っているTシャツは新3部作以降のものが大半ですね」

 

エピソード1の主役、幼少期のアナキン・スカイウォーカーをドでかくプリントした1枚。「90年代らしい大胆なレイアウトが気に入っています」。ボディはちゃんとUSA製を採用しているという

 

ーーーーー90年代のTシャツを集める理由には、
新部作スター・ウォーズからにハマったことのほかにもあるそうで。

「所有が目的ではなく、あくまでファッションとして着たい。90年代ものはサイズ感がよく、グラフィックのバランスもいいんですよ」旧3部作時代のものは残る数が少なく、古着としての価値はたしかに高い。ただボディが小さく、プリントもシンプル。ゆえにクラシックな印象が強く、正直今っぽくない。「デニムと違い、Tシャツは古い=高価ではない。サイズ感、デザイン、風合いなど、現在でも着られるかどうかで価値が決まるんですよね」

 

昨年全国のパルコで開催されたスター・ウォーズG.W.コレクションにて発表された、スニーカーダンクとベルベルジンのTシャツ。EP2のころのアナキンを描いたデザインは、岡部さんが監修

 

 

岡部さんの
マイベストがコレ!

 

コレクションの中で
最も大枚をはたいた90年代T!

スター・ウォーズの新3部作におけるラスボス的な存在である、ダース・シディアスのオリジナルTシャツ。「エピソード6のクライマックスシーンを彷彿とさせる迫力あるデザインがすばらしい。自身のコレクションの中でも、もっとも金額を出したTシャツで、大のお気に入り」

 


photo:TomooShoju(BOIL)、KazuyaHayashi、TakuyaFurusue edit&text:YutaYagi、ShuheiSato

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