日本の気鋭アーティストとナイキ ブレーザーがコラボ! 羊文学の3人が魅力を語る。 

2021年の下期に、突如として発表されたコラボモデル、“バイ 羊文学”。メジャーデビューから、あっという間に音楽界を駆け抜けた3人をフィーチャーしたモデルの真相はいかに?

コラボしたのは?

羊文学
2020年にメジャーデビューしたオルタナティブロックバンド。17年に現在の編成になり、飛ぶ鳥を落とす勢いで活動の幅を広げる。4月20日にはメジャーセカンドフルアルバム『our hope』を発売。5月にはツアー「羊文学 TOUR 2022 “OOPARTS”」もスタートする。

右:河西ゆりか(ベース)
幼少期から楽器に触れ、大学からベースの道へ。バンドの音を引き立てるベースラインを奏でる。服は古着店での出会いを大切にする派。

中:塩塚モエカ(ヴォーカル&ギター)
女優やモデルとしても活動。伸びがよくどこかはかない声でリスナーを魅了する。占いでオススメされた、キラキラした服を研究中。

左:フクダヒロア(ドラムス)
ポストロックやシューゲイザーなどを背景に、安定したドラミングを披露。ブラックやネイビーなどダークトーンがマイカラーだという。

個性あふれるそれぞれの靴とバンドを象徴する1足。

2021年にナイキ バイ ユーの公式コラボとして発表された4足のブレーザー。それは、さまざまなステージで美しい旋律を奏でるバンド・羊文学との共作だった。

「バンドとしてのモデルと個々のデザインを作ることになったんです。羊文学モデルは、衣装に合わせて履くことができるものがいいなと思い、バンドのテーマカラー、白を基調に選びました。ただ、実際に発売されたモデルはソールを黒にしたんです。私たちの音楽って、ピュアな印象を持っていただけることが多いんですけど、実は腹黒い一面もあるんだぜ(笑)、みたいな」(塩塚さん)。

3人の音楽性とデザインが詰まったクリーンな1足に対し、個々で考案したモデルは三者三様。
「私自身はレトロなものが好きなので、履き込んでも味が出そうな色合いと素材感を選びましたね。これで旅に出てみてもいいかも」。(河西さん)。

「僕は好きな色ということはもちろん、普段聴く音楽をイメージソースにしました」(フクダさん)。

「私はちょうどトム・サックスの美術展を見た後だったので、そこから連想してカラーやデザインを選びました」。(塩塚さん)。

と、それぞれが思い思いに制作したことを明かしてくれた。バンドとしての表現、そして個々のインスピレーションが詰まった特別なスニーカーだが、こと音楽制作においても通ずる部分がある。

「美術展からの発想でデザインしたように、どこからでもアイデアは生まれます。友達との会話やいろんなものを見てためたもの。時には寝ている時のことなど。私の音楽は基本的に経 や生活から生まれます」。(塩塚さん)。

妥協なく作れたという4月発売のメジャーセカンドアルバムでも、その姿が垣間見える。

バンド、羊文学モデルと
メンバーが作ったモデルはコレ!

カラーセレクトや、ディテールなどで存分に個性を発揮したこのコラボモデル。作るまでの経緯や靴に乗せた思考をのぞけば、羊文学の 楽をもっと楽しく聴ける!?

羊文学モデルはコレ!

「ロゴまで白にするなど、細かくいじれる楽しさがナイキ バイ ユーにはあります」。(塩塚さん)。ちなみに実際販売されたものは黒ソール。「ステージでの通気性を考えてスウッシュもメッシュに変更しました」。(河西さん) 

ヴォーカル&ギター・塩塚モエカさん考案のデザイン

緑や赤を使うことで、カラフルな印象を持たせました。実はかかと部分のロゴがトム・サックスを連想した部分。美術展で見たNASAの字が印象深くて。似てはいないけど、可愛いなって思えるロゴを使うことができたので取り入れてみました。

ベース・河西ゆりかさん考案のデザイン 

茶色い革靴をイメージしたんです。レトロでヴィンテージ感のあるものが好きなので! 旅のお供に連れていってたくさん歩いて汚れても、その使い込み感がどことなくいいなって思えるような配色にしました。思ったより色が効きましたが……

ドラムス・フクダヒロアさん考案のデザイン 

好きな音楽のジャンルがシューゲイザーやポストロックで。それらのテーマカラーって僕には黒だと思えるんですよね。なので、その色を思い切って全面に配色しました。僕自身服でも靴でも普段から黒なので、自分らしさが出たなと思います。

Infomation

初の地上波アニメタイアップ曲を含む羊文学のメジャー2nd Album「our hope」発売中。
https://www.sonymusic.co.jp/artist/hitsujibungaku/discography/KSCL-3370

羊文学 オフィシャルウェブサイト
https://www.hitsujibungaku.info/


写真/丸益功紀(BOIL) ヘアメイク/kika

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