海を望む異空間で、電子音楽に浸る3日間。

7月16〜18日に、静岡県熱海市のシンボル・ニューアカオでダンスミュージックフェスティバル、ルーラル プレゼンツ ニューアカオ イン アタミが開催された。

本フェスティバルは、国内外のディープなダンスミュージックが楽しめる野外フェスティバルとして知られるルーラルの新しい取り組み。これまではキャンプ場などで開催されていたが、初の試みとして熱海のシンボル的存在でもあるニューアカオが舞台となった。


会場となったアカオ スパ & リゾート ニューアカオ館は、1973年に創業後、2021年に宿泊営業を終了。建物はそのままにアート展示やイベントを不定期で開催するなど、カルチャー発信の場となっている。


そのため、昭和モダンな空間はそのままに、国内外の旬なアーティストの音を聴ける貴重な場となった今回のフェス。開催中はレトロモダンな空間でありながら、どこかしらで電子音楽が鳴り響く、まさに異空間を味わえたというわけだ。


アーティストも、国内のレジェンドDJから海外の気鋭DJまで。最新オーディオシステムとともに、非日常空間を演出した。


さらに注目したいのは、そのロケーション。メインフロアは海に迫り出したそのホテルの造りから、まるで海上にいるかのような空間で、常に海を感じられたのだ。


非日常を味わいつつ、音楽を心ゆくまで堪能できるのは、まさに大人の休日。そんな仕掛けで来場者を楽しませた、次回のルーラルにも期待したい。


写真/Io、K.13、YUMIYA

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