「アゲたいときも、ゆっくりのときも、自分のテンションに寄り添ってくれる曲」NEUT Magazine編集長・平山潤の2023年をSpotifyまとめとともに振り返る。

オーディオストリーミングサービスSpotifyが、例年、年末に公開する「Spotifyまとめ」。

2023年によく聴いた曲を集めた自分だけのプレイリスト「My Top Songs 2023」では、この1年でどんな音楽を聴いたか、振り返ることができる。

Fine Onlineではアーティストや編集者、サーファー、モデルなど、各業界のキーパーソンにSpotifyまとめから今年1年を振り返ってもらった。

第15回目は、NEUT Magazine編集長の平山 潤が登場。

先入観に縛られないニュートラルな視点を提案し、常識にとらわれない姿勢が人気の『NEUT Magazine』。その編集長として、メディアだけではなくイベント等も行う彼。

そんな彼は、2023年、どんな音楽を聴き、どんな日々を過ごしていたのだろうか。

平山 潤

大学卒業後、ウェブメディア『Be inspired!』編集長を経て、『NEUT Magazine(ニュートマガジン)』の編集長を務める。2019年にはNEUT MEDIA株式会社を設立し、「先入観に縛られないNEUTRALな視点」を届けられるよう活動中。

トップアーティスト

音楽は仕事前にテンションを上げたり、仕事後に癒やされたりと家の中で聴くことが多いですね。トップアーティストをみると、女性のR&Bシンガーが多く、家でのひとときに、その声色やテンポが落ち着くんでしょうね。もちろんリリックや表現、社会へのスタンスも大事で、今年も尊敬するアーティストたちと巡りあえた年でした。

その中でもトップに入ったのはJUMADIBA。日本のラッパーで、リリックと声がユニークで、スタンスも格好良いんですよね。今年は海外でも活躍していて、僕の仕事でもムービーの音楽に使わせていただいたりと、いつも刺激をくれる存在です。アガる曲が多いので、仕事の前や気持ちを上げていきたいときにいつも聴いています。NewJeansもテンションを上げたいときに聴くことが多いですね。

 

MICHELLEは昨年もトップアーティストに入っていたのですが、ここ数年ずっと聴いているアーティストの一人で、まず編成が面白いんですよね。クィアやPOCのメンバーが中心になっている6人組で、個性的なシンガーが4人いるんです。曲調もソウルやインディーポップの要素があって、落ち着いて聴けますね。レコードも持っているぐらい好きなのですが、家の中でゆっくりと聴いたり、お風呂の中でも流していたりします。

トップソング

UMIもR&B、ソウルな楽曲を歌うシンガーソングライターで、MICHELLEと同じようにゆっくりと聴くことが多いですね。アメリカ出身のアーティストですが、彼女の母が日本人ということもあり、日本語で歌ったりもしているのがユニークなんですよね。今年はグリーンルームやサマーソニックにも出演していて、来日した際に取材で彼女と話す機会があったのですが、取材前にメディケーションをしてたり、ライブ前も空気を整える時間があったりして、すごくハッピーな印象を感じました。とても優しくて、包み込む雰囲気がある方で、楽曲はもちろんですが、人柄も良くて、より一層彼女の魅力を感じましたね。

今年は『NEUT Magazine』としてクライアントワークも増え、また、台湾でもリアルイベントができたので、とても充実した1年になったと思います。最近は台湾や韓国のアーティストとの繋がりも増えてきたので、来年はそうしたアーティストに取材をしたり一緒にイベントをできたらいいなと思います。


写真/丸益功紀(BOIL) 文/高山 諒

Category記事カテゴリ

TOP