セレクトショップがイチオシ! 自転車ライフを快適にする新作!

自転車は免許も要らなければ、さして維持費もかからない。そして、排気ガスを出さないサステナブルな乗り物でもある。ニューノーマル時代の移動手段として、自転車はさまざまな人たちのライフスタイルに定着しつつある。サイクリングライフをもっと快適に過ごすために、身のまわりのものをちょっとだけこだわってみるのはどう? おなじみのセレクトショップから、オススメのアイテムを紹介していこう。

BLUE LUG FOR PILGRIM SURF+SUPPLY
ブルーラグ フォー ピルグリム サーフ+サプライのデイパック

ブランドタグをフロントからサイドに変更しシンプルな見た目に。メイン開口部はPCスリーブが設置され収納も便利。[W36×H40×D23cm] 2万4200円(ピルグリム サーフ+サプライ 03・5459・1690)

自転車店の別注だから、
そりゃ便利に違いない!

 餅は餅屋という言葉になぞらえれば、自転車のことは自転車店に。これは、自転車、パーツ、バッグ、雑貨の品揃えは宇宙一と自負するバイクショップ、ブルーラグにピルグリム サーフ+サプライが別注したデイパック。まず目を引くのは、大きく設計されたアウトポケットだろう。ありそうでなかったこの大きさは、リュック好きにとっては嬉しい仕様なんじゃないだろうか? だって単純に、取り出せるキャパが大きくなったからね。そして、ドリンクをスッと入れるのにちょうどいいサイドポケットは深めに。自転車をこいでいて前傾姿勢になったときにスルッと落ちるのを防ぐためのようだ。また、ジッパーの引き手にスウェードストラップが採用されており、グローブを付けた状態でも開閉が楽チン。細かい部分だけど、こうした気配りはさすが自転車店、わかってらっしゃると思っちゃうよね。

ショルダーにラダーウェビングが配置されているのは本別注のポイント。カラビナなどでさまざまなツールを引っ掛けられるようになっている
大きめに作られたアウトポケットを開けば、スマイルマークと一緒に日本生産のタグがチラリ。遊び心が感じられるネームタグも配置されている

GRAMICCI×BEAMS
グラミチ×ビームスのオールコンディションパンツ

グラミチのロゴは、ウェビングベルトと同色にして存在感を抑えている。バックにはポケットを2つ配置し、片方にはスナップボタンの付いたフラップが付いている。1万6500円(ビームス 原宿 03・3470・3947)

通気性抜群なパンツで
風を感じながら走ろう。

 ひとこぎでグンと進む推進力や、軽くキレのある操作性。ロードバイクで、風を切って走るのは本当に気持ちがいいもの。ほおに当たる風の冷たさがちょっと柔らかくなったら、ああ春っぽくなってきたな、なんて実感してみたりね。
 そんな上向きの気持ちをさらに後押ししてくれるような、アクティブ派向けの高機能パンツがこちら。毎回好評を博している、グラミチ×ビームスのコラボによる〝オールコンディションパンツ〟を、ロング丈の特別仕様にしたものだ。素材は軽量なポリエステル100%。乾きやすいうえ、ヒザまわりはベンチレーション仕様で通気性が抜群。冬場はショートパンツだと寒いけれど、自転車はこいでいるうちにすぐ暑くなってしまうから、ロング丈でもこのくらい薄手なのがちょうどいい。反対に夏は、ベンチレーションでパンツの中の不快指数を下げてくれる。まさに1年を通して、快適なライドにふさわしいパンツとなっているのだ。
 ややテイパードしつつもゆったりとしたシルエットと、ほどよい伸縮性もあいまって動きやすい。自転車に乗るときのストレスを軽くしてくれるこのパンツをはけば、乗る楽しさも倍増して、ついペダルを加速してしまいそうだ!

ヒザはメッシュ付きのベンチレーション仕様に。裏表に配置してあるから、足まわりの通気性は抜群だ。たくさんこいで汗をかいても蒸れ知らず!
ウエストにはDカン付きで、鍵やミニウォレットを下げられる。ビームスのブランドネームがさりげなく白字で入っているのにも注目

+PHENIX×SHIPS
+フェニックス×シップスのマウンテンパーカ

止水ジップに加え、カバー付きのフロントポケットだから、安心してスマホを入れておける。ボディのつなぎ目もしっかりシームレステープで補強してあるので安心だ。2万9920円(シップス 渋谷店 03・3496・0481)

風や雨に強いことよりも
自転車で快適に過ごすために。

 スキーウエアを取り扱うフェニックスから誕生したアーバンアウトドアブランドがプラスフェニックスだ。自然の中だけでなく、街で使うことも意識した作りになっているため、色やデザインだけでなく、機能素材に関してもゴアテックスではなく、ゴアテックス インフィニアムを採用している。
 ゴアテックス インフィニアムは、防水性よりもパフォーマンスや快適性を重視した作りになっているので、風に強く、透湿性も高い。そのため、自転車をこいだ際に受ける冷たい風をものともせず、優れた湿度管理で快適な着心地をキープしてくれるはずだ。もちろん、ゴアテックスほどの撥水機能はないものの、多少の雨なら気にせず使えてしまう。また、デザインもゆとりのあるシルエットに仕上がっているので、着心地はノンストレス。タフで武骨なアウトドアパンツだけでなく、都会的なスラックスパンツなどとも相性がよく、デイリー使いしやすいはずだ。
 また、細かな作りにも自転車乗りにとって嬉しいものが多い。たとえば、つば付きで深めのフードは寒さで冷えがちな頭部や耳を守れるし、ベルクロ仕様の袖口はハンドルを握っていても風が入りにくい。実際使えるディテールが豊富なので、自転車に乗る機会が多い人はぜひ手に取ってみてほしい。

従来のゴアテックスよりも防水性は劣るものの、より優れた快適性を持つゴアテックス インフィニアムを採用。風に強く、よりドライなシーンで役立つため、自転車に乗ってつねに風を受けるシーンには最適だ

JOURNAL STANDARD RELUME×NEW ERA
ジャーナル スタンダード レリューム×ニューエラのバイクキャップ

昨年の別注から、ロゴは刺繍を施している。立体感のあるリッチな仕上がりが大人たちに好評だそう。5940円(ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ池袋店 03・5954・8182)

東海岸風の大人な
バイクキャップを相棒に。

 自転車に乗るとき用のキャップがあるって知ってた? なんでもその特徴は、空気抵抗が少ないように普通のキャップよりもつばが短めに設定されているということ。「バイクキャップの上からヘルメットを被れるようになっていて……」などと、ロードバイク好きの友人が得意顔でいろいろ教えてくれた。いわく、日差しから目を守ってくれるのはもちろん、帽子の上からヘルメットを被ることでフィット感を高めたり、汗がしたたり落ちて目に入るのを防いでくれる役割もあるのだそう。
 なんて前置きしたのは、ジャーナル スタンダード レリュームがニューエラに別注したキャップもまた❝バイクキャップ❞と銘打ったアイテムだから。ベースにしたのはMLBの人気チーム、オークランド・アスレチックスのロゴキャップだ。オリジナルは鮮やかなグリーン×イエローの配色だけれど、別注モデルは深みのあるグリーン&ネイビーの2色で展開。スウェットやビッグシルエットのシャツなんかに何気なく合わせただけで、どことなくクリーンなムードを醸し出してくれる。
 そうそう、帽子の後ろにはアジャスター付きだから、風に飛ばされる心配もなし。コードをキュッと絞ったら、さっそくチャリで街クルーズに繰り出そう。

バイクキャップで特徴的なのが、短めに設定したつばのほかに後部にアジャスターが配置されていること。スピンドル仕様にすることで、よりフィット感を高めている

GRAMICCI×FREAK’S STORE
グラミチ×フリークス ストアのカーゴパンツ

ゆったりとしたワイドシルエットなので、パーカやTシャツとも好相性。ベルト付きなので、ずり落ちることなくしっかり固定できる。1万4300円(フリークス ストア渋谷 03・6415・7728)

2ウェイで使えて、
速乾性も抜群のパンツ。

 普段は近場が多いけど、今週末は晴れるみたいだし、少し遠い街までサイクリングに行こうかな。そうなると、いつもよりペダリングがしやすくて、快適に過ごせるパンツを選びたくなる。そんなとき、このカーゴパンツがおすすめ。
 フリークス ストアでは定番で展開しているグラミチ。今回は今までコラボしたアイテムの中でも珍しいカーゴパンツをチョイス! 
 最大の別注ポイントは、ヒザ部分にあるジップ。取り外すとショーツに早変わりするので、自転車をこぐときに脚が動かしやすい。薄手の生地なので取り外した部分をポケットに入れてもかさばらずに済む利点も。素材は速乾性のナイロンに、裏地はメッシュなので、汗をかいても肌にまとわりつきにくい。取り外しをしなくても、裾口にドローコード付きなので、絞ってはけば裾を巻き込むこともなく、安心。アクティブ派には嬉しい、至れり尽くせりのギミックが詰まった1枚だ。

ジップを外すとこのような丈感に。自転車運転のときだけショーツになることで、より快適にサイクリングを楽しむことができそうだ
全6つのポケット付きなので、必要最低限のものを収めてミニマムに。すべてベルクロ仕様なので、運転中にものが落ちてくる心配もない

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