スニーカー専門店のバックヤードを除くFine特別企画の最終回。今回は最新のレアスニーカーのみならず歴史的史料価値のあるスニーカーも取り扱うエイトキックスへ。スニーカー史に触れながら、見たことのない激レアスニーカーをチェックしよう！
当時は履きつぶすのが前提。
この状態の良さは貴重！
NIKE LE VILLAGE
[ナイキ ル ヴィラージュ]
1975〜77年に作られたとみられるメイド・イン・台湾の希少種。当時採用されていた革は非常に品質が高かったがゆえに多少経年劣化はしつつも、こんなにもいい状態で残っていたようだ。タンカラーに白のスウッシュという渋くも爽やかな配色＋流麗でスポーティなフォルムが特徴。ライナーがない点にも時代を感じる。
モノトーングラデが美しい
あの名作の逆バージョン！
NIKEAIR MAX 95JD SPORTS
[ナイキ エア マックス 9 5 JD スポーツ]
初めてスニーカーを意識したのはエア マックス 95。それもイエローグラデという人は多いはず。となると日本未発売ゆえにあまり見かけないコチラなんて親近感も違和感もある不思議な１足かも!? それもそのはず、あの名品のアッパー配色を逆グラデに仕上げたJD スポーツとのコラボモデルなのだ。欧州の大手スポーツショップの手にかかれば、こうも印象が変わるデザインになるのか。
音楽などのカルチャーと
繋がった大事な資料！
上＆中：
NIKE DELTA FORCE 3/4NITRO MICROPHONEUNDERGROUND
[ナイキ デルタフォース 3/4 ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド]
下：
NIKE AIR FORCE 1NITRO MICROPHONEUNDERGROUND
[ナイキ エア フォース 1 ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド]
日本のストリートに爆発的なムーブメントを巻き起こしたヒップホップグループ「ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド」。彼らが手掛けた3足がコチラ。上と真ん中の2004年製デルタフォース 3/4は、かたやルックシー（＝デザイン）サンプル、もう1足は近い人に配るために作られたフレンズ＆ファミリーモデルと、極めてスペシャルなもの。また2008年のレコード発売イベントで参加した人だけが抽選によって手に入れられたAF1も発見。2000年まではアスリートに寄り添ってきたナイキが、音楽シーンとの繋がりを求めたことがよくわかるアーカイブだ。
SHOP INFO
8-Kicks
エイトキックス
住：東京都町田市森野2-25-9-108A
☎：050-3188-8533
営：11：00～19：00
休：火曜
Insta：@8_kicks_official
写真／秋葉 匠 編集・文／八木悠太
