シュプリームとナイキは、ジャケットやベスト、シャツ、スニーカーなど、あらゆるアイテムでコラボしている。しかもデザインは、シンプルなものから、ド派手なものまで両極端なのがおもしろい。振り幅の広いデザインが、多くの人を魅了するのかもしれない。そんな2強コラボアイテムを着こなす男たちをスナップ！
シュプリームらしい、ゆるさが効くスタイルに。
稲垣寛至さん
ビッグシルエットのナイロンジャケットと、ワイドなディッキーズのパンツでストリートっぽく。小物にニット帽とフレックスのサングラスを足すことでこなれた印象に仕上げた。「ナイキのダンク ハイSP“ プロ グリーン”は、ジャケットの色とリンクさせるために買いました」。ホワイト×グリーンの配色で合わせて、コーデに統一感を出す
元ネタは90年代にナイキがリリースしたジャケットだ。当時は、古着でもなかなか見つからないほど希少なものだったが、シュプリームがナイキとコラボして見事復刻を果たし、即決したみたい。パターンや素材感など、レトロなデザインが魅力。左胸にはスウッシュとシュプリームのロゴが入り、フードは取り外し可能だ
バックにもシュプリームとナイキ、両ブランドのネームが刺しゅうで施されている。スウッシュも存在感のあるビッグサイズでお気に入りだとか
ゴールドのスニーカーでコーデにアクセントを！
タイガさん
サックスブルーのナイロンセットアップに、ゴールドのスニーカーで華やかさをプラス。足元を目立たせるべく、パンツはテイパードかつリブがついているものを。「購入時、履く機会は少ないかなと思いつつ、アクセントとして使いやすく、ついつい選んじゃっていますね」
シュプリーム×ナイキ エア モア アップテンポ。アッパー全体に“シュプリーム”の大きな文字が入る。
タイガさんは、ブルーヴィンテージという音楽グループで活躍しており、自身のアルバム『ゴールド』のジャケットでも着用している。ステージ映えも抜群だ
スケートやヒップホップを感じさせるスタイル。
柿内勇樹さん
ナイキ好きというだけあって、同ブランドでトータルコーデ。ベストとともに靴はシュプリームコラボ。ズーム ストリーク スペクトラム プラスというモデルだ。「MA5で買いました。リストックしたものを改めて販売するので、たまにのぞきにいきます」
18年AW にリリースされたコラボのリバーシブルベスト。ナイキのロゴに採用された色合いが、90年代っぽい雰囲気を醸し出す。柿内さんは固さのある丈なナイロン生地が特に気に入っているそうだ
色でメリハリをつけた洗練感あるコーデに。
岸本祥弥さん
左右非対称に配置されたデカポケットなど、オリジナリティあふれるナイロンジャケットは、フラグスタフ。「ヴォイリーのパンツやコラボスニーカーをダークトーンで合わせつつ、ナイプーナゴシンカーの蛍光ロンT を差し色に使ってみました」。9部丈パンツでさりげなくスニーカーを目立たせているのもポイントだ
シュプリーム×ナイキ エア フォース 1 ローを愛用する。ヒールサイドとシューレースにシュプリームのロゴをひっそり配置。エア フォース 1の原形をとどめつつ、抑えめなデザインとなっている。黒ベースなのも、気兼ねなく履ける理由のようだ
派手過ぎないピンクで大人っぽい着こなしに。
藤田浩暢さん
シャツの中に着たT シャツはシュプリーム×エミリオ・プッチ。靴はユニオン×ナイキエア ジョーダン 4で足元にボリュームを持たせた。「このシャツの爽やかさが生きるよう、薄いブルーのデニムを合わせています。シャツの色を拾って、スニーカーもピンクで揃えてみました」
シュプリームコラボとしては珍しいカジュアルな雰囲気のシャツ。派手過ぎない色合いで、大
人っぽく着こなせて重宝しているようだ。ストライプの幅がランダムになっているのがお気に入り
写真／秋葉 巧、穂苅麻衣（BOIL）
