ピルグリム サーフ+サプライのオーナーと一緒にキャンプへ行ってきた!

自然と都会のデュアルライフをテーマに、アウトドアがライフスタイルの中にある人に向けアイテムを展開するピルグリム サーフ+サプライ(Pilgrim Surf+Supply)。そのオーナーが、東京、京都のスタッフとともにキャンプを敢行。本国でも頻繁に自然へ訪れるという彼のキャンプスタイルってどんなもの? どんなところが琴線に触れるの? 彼の外遊びを追ってみた。

クリス・ジェンティール(Chris Gentile)・ニューヨーク・ブルックリン在住。サーフィンをはじめ、アウトドア全般を愛する彼が2012年に立ち上げたのがピルグリム サーフ +サプライ。日本では、東京と京都に店舗を構えている。ちなみに彼自身のキャンプのルーツは、バックカントリーで、この日も付近の山に登りたいと熱望していた

 

自然に囲まれつつ仲間と遊べばより団結できる

約3年ぶりに来日し、東京・京都のスタッフと交流を深めたクリス・ジェンティール。今回、特別に彼らのキャンプへ潜入してきた。「そもそもキャンプはいつでもいい日になるよね。日常から切り離されることは本当に特別で、自分自身をリセットできる。もちろんグループならお互いの繋がりがより濃くなるしね」。

近くに川を見つけたら、靴を履いたまま突入。彼は間違いなく好奇心旺盛な性格の持ち主だ。「常に新しい場所を探索したり、体験したりしたくなるんだ。特に自然の中でどれだけ新しい発見をできるか。それがハイキングやキャンプを楽しんでいるか、に繋がってくると思っているんだよ」

 

今回のような大人数でのキャンプが常というわけではない。アメリカではいつも違うスタイルでキャンプを楽しむ。「今まで経験したなかで多いのは、バックカントリースタイルなんだ。バックパックひとつに荷物を詰め込んで、長い距離を歩いて登り、美しい景色を見る。ニューヨークから北へクルマで2時間くらい行ったキャッツキル山地が多いかな。もちろんこうしたグループキャンプも最高。仲間と一緒に自然の中をぶらぶらしたり、ただ沈んでいく月を眺めたり、山の中で一緒に料理をしたり。パンデミックで人と人との繋がりが希薄になったからこそ、こうした自然の中での体験が色濃く残ると思うんだ。僕も今回の旅の中で、クルーとより団結できたのがよかったなと思うよ」

「テレビなどで観戦しているより、自分で体験するのが好きかな。こうやってボールを投げつつ遊びながら会話もできるしね。ちなみに僕は大学バスケが大好き。特にノースカロライナ大学の院にいた時から母校を応援しているよ」

 

「木を切ったり組み立てたりするのが好きなんだよね」と、薪割りをみんなと一緒に取り組み、時には斧の入れ方を伝授していた。実はクリス、木材加工に携わっていたことがあり、そこらへんの見識が深い。そういった過去の経験を遊びに役立てている。「キャンプはいろんな知識が役に立つよね。天候を読むことだってそうだよね。ほら、雨が降りそうとかさ。たとえ、不自由な天気だとしても全部含めて好きだよ」

 

「日本のオートキャンプの醍醐味といえば食事だよね」。野菜が好きな彼は、朝にショウガをベースに味付けた麺を楽しんでいた。「寒い時に食べるヌードルほどおいしいものはないよね」

 

一緒に自然で過ごしたこと、それが互いの助けになる


ワインを飲みながら、焚き火にあたり、クリス主導でゲームをする。充実した時間を過ごしたピルグリムサーフ+サプライのメンバーにクリスはこう言葉をかける。「仕事=人生ですか? もちろんそれだけじゃないけど、楽しい遊びが仕事に繋がることもある。それに仕事は多少なりともストレスがかかると思う。それでもこうやって自然の中で一緒に過ごした仲間がいれば助けになるし、コミュニティって本当に大事なものなんだよ。お互いがお互いを助けられる存在でいるのはとてもステキなこと。パンデミックになってからは特にね。一緒に遊んだ繋がりを大事にしていってほしいな」


写真/丸益功紀(BOIL)

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