カリフォルニアのサーファーは自分のボードをメンテナンスするなど、手を加える感覚で お気に入りのものをカスタムすることが多い。サーフボード然り、e バイクやモーターサイクル、スケートボードなど、彼らが入れ込んでいるさまざまなアイテムを紹介していこう。
斬新なデザインが好評なスマートなカスタムeバイク。
南カリフォルニアのサーファーにも愛用者が多いeバイク。なかでもスーパーは断トツの人気だという。最近は、愛用者が増えたせいか、自分好みに改造するカスタムで個性を出すのが流行りのようだ。ここで紹介している1台は、人気上昇中のエンジニアによるカスタム。もともとは黒ボディのスタンダードなeバイクだったが、ホワイト×レッドの爽やかなコンビネーションで、洗練されたカフェレーサー風に改造していた。「昔のホンダやカワサキなどに代表されるトラッカースタイルのタンクカバーをつけて、シートやバーをホワイトにペイント。ロゴなど差し色に赤を選んでレーサー風に仕上げたんだ」とアーロンが語る。カスタマイズ後は、オーナーが暮らすマイアミにシッピングされたそうだ。「このようなカスタムをインスタにアップしたら、注目されてオーダーが急増したよ。先日はサンディエゴの友人に同じタイプのカスタムeバイクを納品したばかりなんだ」
業界も注目するほどの ハイクオリティなカスタム。
2輪への愛情が止まらないアーロンは、eバイクだけでなくモペットやモーターサイクルなども自分好みのカスタマイズを楽しんでいる。彼が腰掛けている渋めのバイクは、もともとは250cc以下のモペット。「オンラインで見つけ、格安の40ドルで購入。その後、ヴィンテージ感のあるカフェレーサー風エレクトリックモーターサイクルにカスタマイズしたものなんだ」。また左の2輪は、あか抜けたデザインが人目を引き、業界からも注目を集めた1台。2019年には、デウスエクスマキナのザ・ウィナー・オブ・ゼア・バイク・ビルドオフとして選ばれ、表彰されたことがある。アパートの一室でビルドしたとは思えない、ハイクオリティなカスタマイズが評価されたそうだ。
出かけるのももっぱらカスタムした愛車で!
オースティンと2人でキレイなサンセットを見るために近くのビーチまでツーリング。スキムボードを持って海に向かうこともある
写真/ガル・コスタス、宮崎良将(Seven Bros. Pictures)、レオ・カバル 取材・文/高橋百々 Photo / Gal Costas、Yoshimasa Miyazaki(Seven Bros. Pictures)、Leo Cabal Text : Momo Takahash
※日本とアメリカでは、e バイクやモーターサイクルに関する法律が異なる部分があります。ご注意ください。