アスリートのONとOFFに迫る、雑誌『Fine』の人気連載。今回はミラノ・コルティナ冬季五輪のビッグエア(スノーボード)種目で活躍した岩渕麗楽選手に話を伺った。いろいろと話していくうちに、スノーボードについて、それ以外の趣味について、さまざまな話が飛び出した。
| 話を伺ったのは…… 岩渕麗楽 選手 (Reina Iwabuchi) 2001年生まれ、岩手県出身。両親の影響で4歳からスノーボードを始め、13歳でプロテスト合格。18年平昌五輪、22年北京五輪のビッグエアで4位入賞。25年世界選手権ではビッグエア銀メダル、スロープスタイル銅メダルを獲得。先日行われたミラノ・コルティナ五輪でも8位入賞を果たした。 |
ON STYLE
選手としての成長を示すべく
メダル獲得に闘志を燃し続けた!
スノーボード競技には多くの種目がある。ミラノ・コルティナ五輪を直前に控えていた岩渕選手はリベンジに燃えていた。そんな彼女が出場した競技は、巨大ジャンプ台から最高の〝ワンメイク〞を目指すビッグエア。2022年の北京冬季五輪で2大会連続4位の結果に流した涙は、モチベーションを高めるいい燃料となったという。
「本当に悔しかったですね。〝あと一歩〞だったので今度こそメダルを持って帰りたい。夏のオフシーズンもトレーニング漬けでした。カラダの大きな海外選手に負けない、映えるビッグエアをしっかりキメて、選手として成長できたことをアピールしたいと思います」とミラノ・コルティナ冬季五輪に向かう前に語ってくれた。五輪の舞台はスノーボーダーにとって絶好のアピールの場。最高の舞台で輝くための勝負のシーズンだった。
ミラノ・コルティナ冬季五輪の結果は8位入賞。メダルには手が届かなかったが、その勇姿は日本中を感動させ、勇気づけられた人もたくさんいたはずだ。戦いを終え、次に彼女はどこへ向かうのか? 取材する機会があれば、聞いてみたいと思う。
OFF STYLE
集中力を養うよき相棒は
今なお夢中のカメラと読書!
スノーボードを始めて、節目となる20年目を迎えた岩渕選手。オフシーズンも返上したほどの並々ならぬ思いで五輪が開催されるシーズンにかけていたが、リフレッシュも時には必要。その相棒となるのがカメラだとか。「遠征先の様子や旅行の思い出を残したくて始めました。同じ被写体でも撮り方によって見え方が変わる面白さに、かなりハマっちゃいましたね」。ちなみに世界を股にかけるアスリートの宿命といえる長距離移動の際は、本を読むことで気分転換。そういえば、故郷・岩手は読書率が高いことで有名だ。「たしかに小学生のころから読書が好きでした。小説なら推理ものが好み。それとビッグエアは特に集中力が必要な競技なので、何か役立つかもと思い、最近は自己啓発系や哲学書にもチャレンジ中なんですよ」
photo : Hideyuki Seta styling : Fumika Ito text : Yuta Yagi











