コレクションに宿る俺とゴジラの物語。【デジラマ】

フィギュアをコレクションしたり、自分なりに創作したり。コレクターたちの作品やキャラクター愛はひとそれぞれだ。その中でも今回紹介するゴジラのコレクターは、映画作品を観るだけではない、一風変わった愛で方をしている。その方法は〝デジラマ〟。最新のジオラマというべきその趣味と、作り出した作品とは?

 

「デジラマ」とは?
デジタル・ジオラマの略称。画像編集ソフトを用いて写真やイラストを組み合わせる、特撮表現の一種。立体感やパース、比率などを合わせ、いかに自然に見せるかが腕の見せどころ。

 

 

 

幼きころ思い描いていた
世界をデジタルで再現。

最初の記憶は3歳。レンタルビデオ店で怪獣映画をねだっていた子どもは、日々街中で「今、ゴジラがもし現れたら……」と頭に思い描いていた。時を経て現在、デジタル技術の発達によって、少年のころの妄想はこうして表現できるようになった。「仕事柄、PCでのクリエイティブスキルが上達したので、3年ほど前に始めてみたんですよ。想像以上にいいデキで、SNSに公開したら反響も大きく……すっかりハマりましたね」フィギュアを使ったジオラマは背景も作り込むが、取り組むデジラマは日頃撮り溜めた風景写真と合成することで、幼少期の妄想どおりの仕上がりに。「多くの人と交流できるきっかけにもなったので、すごく充実しています。また特撮映画の業界に憧れもあったので、当時の夢がかなったと言えますね(笑)」

 

燃えるように赤く染まった空の様子を偶然撮影。「バーニングゴジラが現れるとすれば、間違いなくこうなるだろう」とイメージし制作したという。

 

とある紅葉の名所を訪ねた際に撮った風景写真を採用。和のテイストとゴジラのコントラストが効いたユニークな1枚だ。

 

「ゴジラ好きなら、誰もが一度は想像したことがあるはず」という1枚は、東京都庁に来襲したゴジラを表現。あおるような独特の構図によって、ゴジラの巨大さをイメージしやすくしている。

 

背びれが発光するフィギュアを用いて、『ゴジラVSモスラ』を再現。それぞれ撮影したフィギュアの比率を合わせるのに苦労したとのこと。

 

話を伺ったのは……
会社員
大怪獣フォトン さんデザイン関係の職に就いたことで、PCスキルが上達。普段から風景を撮影することも好きで、制作に役立っているよう。
X:@daikaizyuphoton

 


photo : Tomoo Syoju(BOIL) edit&text : Yuta Yagi

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