製造の舞台裏と体験を楽しめるプラモデルカルチャーの新拠点に潜入! その魅力に触れれば、プラモデルがもっと愛おしくなるはず。
ガンプラができるまでを
見届ける贅沢な時間。
金型の設計、樹脂の配合、色分け、精密成形……。ガンプラという文化の裏側には、職人の技とテクノロジーが融合した最前線が広がっているのだ。スタディエリアでは、その膨大な製造プロセスを展示。ほかではなかなかお目にかかれない貴重な展示もあり、ガンプラの世界に1歩深く踏み込める!
見て、学んで、体験する。
体験型ミュージアム。
世界中のガンプラファンが一度は訪れてみたい場所がある。それが静岡にある「バンダイホビーセンター」だ。ここでは、あのカラフルなランナーが日々生み出され、モビルスーツたちが〝パーツ単位〞で誕生している。プラモデル好きなら胸が高鳴る、まさに聖地と呼ぶにふさわしい場所である。
2025年9月にオープンしたこちらは、バンダイスピリッツによるプラモ新工場でありながら、単なる生産拠点にとどまらない。50年以上にわたって培われてきたプラモ製造のノウハウや、製品クオリティを支える最先端テクノロジーを間近に体感できる展示エリアを備え、ものづくりの奥深さや楽しさを、子どもから大人まで幅広い世代に伝えている。さらに来場者はミュージアム限定アイテムをオンラインで購入することも可能だという。プラモデルやガンプラマニアはもちろん、プラモ初心者にとっても新しい発見と創作意欲を刺激する空間。ものづくりの魅力を改めて体感してみよう。
〝魅せる工場〞としての
妥協なきこだわり。
工場としての機能はもちろん、同時に目指したのは〝魅せる〟空間づくり。細部まで統一された世界観に注目してみて!
ここで働きたいと思える
みんなに愛されるような工場に。
〝魅せる工場〞をコンセプトに誕生した新工場に併設するミュージアム。そこに込めた想いやさまざまなこだわりについて、仕掛け人である田口博丈さんに伺った。「プラモデル開発は常に進化と発展を続け、ファンを魅了してきましたが、その中心にいるのはいつも〝ヒト〞でした。未来に向けて働きたいと思える場所、家族や友人に誇れる職場にしたいという想いから『魅せる工場〜工場はハコではなくヒト〜』というコンセプトが生まれたんですよ」。
さらにホビーセンターで働きたいと思う人を増やすためには、実際に働く環境や人の姿を見てもらうことが重要だと考えたという。ただ工場を見学するだけでは匠の技術や志は十分に伝わらない。そこで、能動的に体験できる場としてミュージアムを併設。しかし、その生産拠点としての機能性との共存が最も苦労した。「可変が難しい見学ルートの中でどう体験価値を高めるかが課題でしたね」と振り返る。「また、幅広い層が楽しめるバランスにもこだわりました。たとえプラデモルに興味がなくても〝ものづくり〞に少しでも心が動く方なら、ぜひ一度体験してほしいですね」
FACTORY
色使いまでこだわった工場内。
UNIFORM
SF感のある制服に注目。
世界観を感じられる制服のデザインは、東京藝術大学とタッグを組み、現場で働く従業員たちも企画・制作に参加。働く人々のモチベーションまでも高めている。
| お話を伺ったのは…… バンダイスピリッツ ホビーディビジョンホビーマーケティング部 田口博丈さん プラモデル部門のプロモーションを統括。本ミュージアムではコンセプトづくりから携わる。プラモデルの魅力向上や新たなファン層開拓に取り組み、その楽しさを世界に拡大中 |
プラモデザイナーになって
〝俺のガンプラ〞作っちゃおう。
自分がプラモデザイナーになり、デザインを楽しめるラボラトリーエリア。想像力とこだわりをフル稼働させて、オリジナルデザインを完成させよう!
プラモの形を決める。
コンセプトを自ら定め、頭部の大きさや腕の太さ、脚の長さやバランスなど、細かなプロポーションを調整しながらプラモの形を設計
色数や配色を設定。
パーツごとに色数や配色を設定し、機体の個性を演出。色の組み合わせや配置次第で、ガンプラの印象は大きく変わるので腕の見せどころ
金型を設計。
ランナー上のパーツを成形するための金型を設計していく。ガンプラの完成度を支える設計のおもしろさを体感
パッケージをデザイン。
コンセプトをもとにパッケージをデザイン。文字の大きさやテイストも選びながら、機体の個性や世界観をビジュアルに落とし込む
完成!
デザインはプリントして箱に貼り、そのまま持ち帰り可能。プラモデザイナーとしてのスコアも表示される
【Information】
バンダイホビーセンタープラモデザインインダストリアルインスティテュートミュージアム
BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM
住:静岡県静岡市葵区長沼500-15 バンダイホビーセンター新工場内
営:9:00~17:30
見学所要時間:約90分
休:詳細はHPをご確認ください
料金:大人(13歳以上)2860円、小人1100円、未就学児無料
HP:https://bhcpdii.bandai-hobby.net/
photo : Tomoo Shoju edit&text : Sonomi Takeo











