コレクションに宿る俺とゴジラの物語。【ゴジ部屋Part2】

こだわりのコレクション部屋に潜入。今回はゴジラを愛してやまないコレクターが登場するよ。四方を埋め尽くしたゴジラフィギュアの数々はインパクト大だ。

 

部屋を埋め尽くす
まるでゴジラの博物館。


玩具店店主
野沢優輝さん
ソフビにスタチュー、販促品に至るまで、多様なコレクティブルアイテムを揃える玩具屋〈ア・ニュー・ドープ〉店主。


ゴジ部屋はコレクターの憧れだが、ここまでの規模で仕上げる人はそういないはず。部屋の四方をゴジラで埋め尽くした様子は実に壮観で、面ごとで並べ方にもこだわりを見せるさまは、まるでミュージアムのようだ。「映画好きの父の影響で、映画観賞は家族のカルチャーになっていました。ジャンルを問わずいろんな映画を観させてもらいましたが、私はゴジラシリーズにどハマりしました」。幼少期、ねだる玩具も小遣いで買うおやつも、すべてゴジラ関連と一色に染まった。その後成長するにつれゴジラだけでなく、さまざまな映画に興味が湧き、大学を卒業後は映画制作の下積みも経験したが……。

「厳しい世界で食っていくのがキツく、普通に就職しました。使えるお金が増え、欲しいものが買えるようになったら、歯止めがきかなくなりましたね(笑)」。このころから幼少期のゴジラへの想いが再燃し、フィギュアやソフビなどの収集を開始。あれよあれよと点数は増え、今や部屋に飾るだけでも2000を超えるアイテムを揃える。「何を持っているのかを把握するためにも、見せる保管にこだわっています。私にとってゴジラ作品は、人生の一部ですね」

ガレージトイ
Garage Toy

2-Fine2510_0051

有名造形師の作品や精密に再現したスタチューが揃う

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ボーイズトイ
Boys Toy

4-Fine2510_0064

「一番好きな怪獣」だというメカゴジラ専用コーナー

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レトロソフビ

Retro PVC Figure
7-Fine2510_0078

近年人気が高く市場価値も高騰している、マーミット社製バーニングゴジラのソフビ。
なかには定価の10倍近くで取引される個体も存在! 

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食玩&USAもの

Candy Toy & USA

10-Fine2510_0091

数百円で買える食玩は「コレクションの原点」とのこと。箱のデザインも好きで、未開封で保存しているものもある

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精巧なスタチューに思い出の玩具。
膨大なコレクションから
思い入れの強い作品を厳選!


ガレージキット&ボーイズトイ
REAL FIGURE


「3500点はあるかも」という膨大なゴジラコレクションとのファーストコンタクトはこちら。1995年に誕生日プレゼントとして買ってもらったというバーニングゴジラのラジコンだ。「3歳のとき、親にねだった記憶があります」。一時期ゴジラから離れていたときに、幼少期に集めたコレクションは手放してしまったものもあるが「これだけは捨てられずにいました。だいぶ傷んでいますが、遊んだ思い出とともに、いつまでも大事にしたい1体ですね」

 

スペースゴジラとデストロイア、どちらもエクスプラス社製東宝大怪獣シリーズの大型ソフビフィギュア。劇中のプロポーションを忠実に再現した名作は2011年ごろに発売されたものと思われ、現在はかなりのプレミアム価格で取引されている。数年前にたまたま訪れた町の小さなおもちゃ屋で、それも対で並んでいたところを確保!「 箱なしなうえに売れ残りだからと、定価からかなり割引してもらいました。こんなラッキーはそうそうないですよ!」
「〝東京SOS〟のモスラのデザインが一番好きで、どうしても欲しかった」というコチラは、2021年に発売された米国モンド社の『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 』プレミアムスケールスタチュー。幅約48.3cm、高さ約40.6cmを誇る巨大な彫刻は、卵から2匹のモスラ(幼虫)が顔を出す、限定版。日本未発売どころか日本への発送すら不可という幻の品を、海外の友人から譲ってもらいなんとかゲット。「非常に精巧で再現度も高く、大満足の逸品!」

 

 

入手に苦労したレアもの、
観賞記念に購入した当時のグッズ。
どれも思い出が詰まった収集品ばかり!


レトロソフビ&劇場グッズ
DEFORMER FIGURE


初めて観たのは1995年公開の『ゴジラVSデストロイア』。以来、平成・VSシリーズのリバイバル上映やミレニアムシリーズを劇場で観た際は、必ずグッズを購入し、それを今なお大事にしているという。「記念として買うときは、パンフレットを父が、文具やストラップなどを自分が小遣いで買うのがお決まりでした。収集するクセは小学生のころから始まっていましたね。それぞれに思い出があるので、手放すことはできません」

 

マーミット社製世紀の大怪獣シリーズからは、スーパーフェスティバル限定で発売されたバーニングゴジラのソフビをとっておきとしてチョイス。数あるフィギュアの中でもバーニングゴジラは最近特に人気が高く、入手困難なコチラは35万~40万円で取引されることもあるんだとか!「 初めて観たゴジラ作品だからか、『ゴジラVSデストロイア』に思い入れが強いんですよね。ソフビなのに造形にエッジが利いているところがお気に入りですよ」

 

これまたスーパーフェスティバル限定のマーミット社製バーニングゴジラ。このカラーは通常目の色はシルバーだが、この個体はなんと目がうっすらゴールドがかっている。「購入時ランダムに手渡されたから、手に入るかどうかは時の運。偶然ゲットできました。どうやら数十体にひとつの割合で用意された特別仕様らしいんですが、公式情報はなく、ファンの間でささやかれる噂。どちらにしろ希少なソフビですね」

 

ふたつとない特別なコレクション!
製作スタッフを訪ねてサインをおねだり!

各地で開催されるイベントにも足繁く参戦。ゴジラ作品の製作に携わった方々にサインを求める青年として、かなり有名のようだ。数あるサインの中でも、1971~95年にスーツアクターを務めた薩摩剣八郎さんの直筆サインは「最高の思い出。お会いできたことが誇り!」とのこと。


photo : Tomoo Syoju(BOIL) edit&text : Yuta Yagi

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