今年で21回目を迎え、初夏の横浜を鮮やかに彩った「GREENROOM FESTIVAL’26」。音楽、アート、ビーチカルチャーがシームレスに融合した唯一無二の空間には、今年も圧倒的な熱量を持った高感度なオーディエンスが集結した。

初日は落ち着いた曇り空のもと、海風が心地よく吹き抜ける涼しさの中でディープかつ濃密なグルーヴに浸る大人のフェス空間に。一転して2日目は、初夏の眩しい陽射しが降り注ぐ絶好の快晴となり、青空に映える赤レンガ倉庫のロケーションが会場全体の多幸感を最高潮へと跳ね上げた。天候のドラマさえも味方につけた、2026年最新のフェスレポートをここにお届けする。
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アートエリアに出展アーティストとして参加していたTakeshi Wadaさん。ブルックス ブラザーズのストライプBDシャツに白パンツ、足元にはレザーのデッキシューズを合わせた、横浜の海辺というロケーションにこれ以上ないほどハマるクリーンなスタイル。歴史あるオーセンティックなアイテムを使いつつも、シャツは少しゆとりのあるサイズを選んで裾を出したり、袖をラフに捲ったりすることで、フェス特有のリラックスした空気感にうまく馴染ませている。グリーンのキャップによる適度なハズしや、首元から覗く白Tのバランスなど、肩の力が抜けた大人の着こなし。
お目当て:AI

竜さんはワイルドシングスの総柄長袖にカモフラショーツを合わせた、トーンの低いテックスタイル。麻衣さんはナイキのトップスを主役に、鮮やかなオレンジを効かせたスポーツミックス。ストリート感のある小物使いやボリュームのあるスニーカーで、アクティブかつ都会的にまとめている。
お目当て:ELLA MAI

けーたろーさんは、古着のストライプ柄ジャケットを主役に、白のパンツと革靴でクリーンにまとめたドレスアップなフェススタイル。MARINAさんは、深みのある赤のアノラックパーカーに黒ボトムスを合わせ、アクティブながら落ち着いた大人の表情に。
お目当て:Emma-Jean Thackray、LEISURE、KREVA

ベイフローのロゴTシャツを、それぞれの個性で着こなした二人。右のりこぴんさんは、シャーベットカラーのTシャツにアイボリーのパンツを合わせたクリーンなワントーン。左のてぃーさんは、白Tシャツに大柄のファブリックをレイヤードし、ビーチサイドに映えるリラックススタイルに仕上げている。
お目当て:平井 大

透け感のあるクロシェ編みのトップスに、ルーズなデニムを合わせたリラックススタイル。腰元に差した総柄スカーフのアクセントや首元の小物使いで、グリーンルームの空気感にマッチするボヘミアンなニュアンスをプラスしている。
お目当て:ELLA MAI

生成りやベージュをベースにしたナチュラルな色合いが綺麗にリンクしている二人。右のリョウさんは、同系色のシャツをたすき掛けした技ありのワントーンスタイル。左のヒナさんは、風通しのいいプルオーバーにストライプ柄のボトムスを合わせ、会場の空気に馴染む軽快なリラックススタイルに。
お目当て:Emma-Jean Thackray

クボさんはネイビーのヘンリーネックにギンガムチェックのショーツを合わせ、キャップに重ねたスカーフ使いでエッジをプラス。ミズキさんはモンベルのシェルジャケットにドット柄のロングスカートを合わせ、足元までライムグリーンで色をリンク。ともに個性的なヘッドウェアと実用的なテック要素をミックスした、遊び心のある着こなし。
お目当て:KID FRESINO、ELLA MAI

デニムジャケットにロングワンピースを合わせた、息の合ったリンクコーデが目を引く二人。右のかおるさんは白のクロシェ編みワンピにウエスタンブーツを合わせ、ボヘミアンなニュアンスに。左のみなみさんはベージュのニットワンピにクロップド丈のデニム、ストローバッグを合わせてリゾートライクな表情に仕上げている。
お目当て:平井 大、KREVA

左のナベさんは、グレーのジップパーカに発色の良いオレンジのワイドパンツを合わせたストリートライクな着こなし。足元の黒のブーツで全体をグッと引き締めている。右のユリさんは、ざっくりとしたニットトップスに、ひと癖あるデザインのデニムをスタイリング。クロシェ編みのビーニーなど、小物使いでフェスらしいリラックス感を添えている。
お目当て:LEISURE、KID FRESINO

古着のワッペン付きジップジャケットに黒のイージーパンツを合わせた、こなれ感のあるストリートスタイル。インナーのベージュTシャツや、斜め掛けした赤のバッグを差し色に効かせるなど、シンプルながらも随所にセンスが光る着こなし。
お目当て:特になし(会場の雰囲気を楽しむ!)

ビームス ハートのジャケットとシャツを同系色のワイドデニムで重ねた、クリーンなインディゴのワントーンスタイル。首元に巻いたパープルのバンダナが絶妙なアクセントになっており、全体の洗練された雰囲力をグッと引き立てている。
お目当て:go!go!vanillas

アーバンリサーチで購入したワイドダッドのロゴTシャツに、チェック柄のパンツを合わせたストリートスタイル。ポップなフロントのグラフィックを効かせつつ、全体をゆるめのサイジングでまとめて、気張らないリラックス感を演出している。
お目当て:ORANGE RANGE

フットボールシャツを主役に、黒のロングパンツでスマートにまとめたスポーツストリートスタイル。グラスコード付きのサングラスやキャップなどの小物使いで、フェスらしいアクティブなニュアンスをプラスしている。
お目当て:Kroi、iri

シュプリーム×トゥルーレリジョンのデニムのセットアップに、クロムハーツのレザーベストを重ねた重厚感のあるスタイル。ウエスタンハットやサングラスといった小物使いを効かせつつ、全体をグレーとブラックで統一した、エッジの効いた着こなし。
お目当て:JANELLE MONÁE

JUMANのスープ缶グラフィックが目を引くニットに、黒のタフなワークパンツを合わせたストリートスタイル。腰元に垂らしたイエローのバンダナや、足元の淡いピンクのスニーカーなど、随所に効かせた色使いの遊び心が光る着こなし。
お目当て:ORANGE RANGE

左のオサーノさんは、ネクサスセブンの鮮やかなスウェットに淡いトーンのボトムスを合わせた、クリーンなストリートスタイル。右のアミさんはアリーのトップスにレザージャケットを羽織り、全体をブラウン系でまとめたストリートシックな着こなし。ヘッドスカーフやサングラスなど、個性の光る小物使いのバランスも秀逸。
お目当て:Joe Armon-Jones、東京スカパラダイスオーケストラ

それぞれの個性が光る3人組。左の児島さんは、黒を基調にしつつ首まわりや腰元に柄アイテムを効かせた、遊び心のあるストリートスタイル。中央のシュニーさんは、ジャケットにストライプショーツを合わせたUKテイストな小粋な着こなし。右のノブさんは、鮮やかなタイダイTシャツとカモフラ柄のパンツで王道のフェススタイルを体現している。
お目当て:JON BATISTE

モンキータイムの軽やかなイエローのジップパーカから、ピンクのシャツをチラ見せした巧みなレイヤードスタイル。ボトムスには黒のワイドパンツを合わせ、全体のシルエットをグッと引き締めている。アークテリクスのミニバッグやテック感のあるシューズなど、フェスにぴったりの実用的な小物使いもポイント。
お目当て:ORANGE RANGE

チェックシャツに黒のジップベストを重ね、ボリュームのある黒のワイドパンツで全体をルーズにまとめたストリートスタイル。ダークトーンを基調とした着こなしの中で、フロントに斜め掛けしたC.P.カンパニーの鮮やかなイエローのバッグが抜群の差し色として効いている。キャップの上にサングラスを乗せた、こなれ感のある小物アレンジもポイント。
お目当て:Tribe Sampler Collective – Nujabes Tribute Set –

右のHarukiさんは、ミリタリーライクなオリーブのジャケットにグラフィックTシャツ、色落ちの綺麗なデニムを合わせた王道のアメカジスタイル。足元の白スニーカーでクリーンな抜け感をプラスしている。左のSakiさんは、黒シャツにフロントの結び目デザインが目を引くベージュのボトムスを合わせた大人カジュアル。コトパクシのカラフルなウエストバッグやレオパード柄のスニーカーで、フェスらしいアクティブなエッセンスを散りばめている。
お目当て:東京スカパラダイスオーケストラ

ジャーナル スタンダードのフェード感のあるTシャツに、ブラウンのワイドカーゴパンツを合わせたリラクシーなスタイル。ハットの下にバンダナを重ねた上級者なヘッドウェアのアレンジや、ロープストラップのバッグなど、随所にフェスならではのボヘミアンなエッセンスが漂う着こなし。足元はレザーサンダルでラフな抜け感を演出している。
お目当て:ORANGE RANGE

ワイドダッドのTシャツとショーツを合わせた、リラックス感漂うオールブラックのセットアップ風スタイル。ゆったりとしたオーバーサイズのシルエットが、今っぽさとフェスらしいラフな抜け感を演出している。首から下げたブルーのネックストラップや遊び心のあるキーホルダーが、ダークトーンの着こなしにポップなアクセントをプラス。
お目当て: KREVA

ワイドダッドのゆったりとしたオーバーサイズTシャツに、黒のワイドパンツを合わせたリラックススタイル。なんといっても目を引くのは、頭に巻いたスカーフのユニークなアレンジ。足元のカモフラ柄スニーカーや腰元のキーホルダーなど、シンプルなモノトーンベースに遊び心のある小物をガツンと効かせたセンスが光る着こなし。
お目当て:KID FRESINO

鮮やかなグリーンの半袖スウェットに白のロンTを重ねた、ストリートライクなレイヤードスタイル。ボトムスにはタフなダブルニー仕様のデニムを合わせ、無骨な雰囲力をプラスしている。バーバーサンライズのキャップやサングラスなど、全体から醸し出される男らしいエッジなムードが魅力的な着こなし。
お目当て:PES

胸元のネイティブ柄が目を引くオリーブのシャツに、独特な色落ち感のあるグレーのワイドパンツを合わせた、こなれた雰囲気のカジュアルスタイル。インナーにはボルコムの白Tシャツを挟んで爽やかな抜け感をプラスしている。足元のタフなブランドストーンのブーツや、差し色としてガツンと効かせたイエローのショルダーバッグなど、フェスらしい実用性と遊び心を兼ね備えたアイテム選びが光る。
お目当て:ORANGE RANGE、iri

古着の鮮やかなブルーのコーチジャケットに、デジタルカモ柄のカーゴパンツを合わせたミリタリーミックスなストリートスタイル。ジャケットの胸元にあしらわれた缶バッジや刺繍が、古着ならではの小粋なアクセントになっている。ハットやサングラス、足元のスニーカーでオーセンティックにまとめたバランスも秀逸。
お目当て:JON BATISTE

グレーのシンプルなクルーネックスウェットに、センタープレスの効いたオリーブのパンツを合わせた、クリーンで大人っぽいストリートスタイル。スウェットの裾から白インナーを絶妙に覗かせるレイヤードで、コーディネートに軽快なアクセントをプラス。キャップやメガネ、足元のスニーカーにいたるまでオーセンティックなアイテムでまとめた、好感度の高い着こなし。
お目当て:全部(会場の雰囲気を楽しむ!)
どんなライヴが開催された? ダイジェストレポート!
◆ DAY 1:心地よい海風とR&Bの重厚なグルーヴが交錯した初日
カルチャーの匂いが色濃く漂う「GREENROOM FESTIVAL ’26」の初日。落ち着いた曇り空のもと、涼しく快適な気候の中でディープかつ贅沢なグッドミュージックが赤レンガの各ステージを揺らした。日中、心地よいチルポップでエリアを包み込んだニュージーランド出身のLEISUREや、高感度なジャズ・ファンクを響かせたEmma-Jean Thackrayが会場の温度を絶妙に高めていく。国内アクトも負けじと、AIがソウルフルで圧倒的な歌声でオーディエンスの心を震わせれば、平井 大のメロウなアコースティックサウンドがビーチサイド特有の贅沢な時間を演出。さらにgo!go!vanillasがキャッチーなロックンロールでフロアを大きく沸かせした。
夕暮れ時から夜にかけては、まさに圧巻のステージが続く。KREVAは緻密に計算されたタイトなライムと百戦錬磨のステージングで一瞬にして赤レンガ全体を支配。続くKID FRESINOは、予測不能な展開を見せるスリリングな生バンドサウンドとともに、エッジィで洗練されたラップを炸裂させ、ストリートカルチャーのリアルを体現した。
そして、初日のヘッドライナーを務めたのはR&BシンガーのELLA MAI。グラミー級の圧倒的な表現力と、重厚かつスムースな生バンドのグルーヴが夜の海辺に響き渡る。世界的なバイラルヒット曲「Boo’d Up」や「Trip」がドロップされると、オーディエンスは一斉に身体を揺らし、初日の横浜をこれ以上ないほどドラマチックで濃密な「チルのピーク」へと導いて幕を閉じた。



◆ DAY 2:世界のビッグアクトと国内レジェンドが大集結、最高潮の多幸感に包まれた2日目
眩しい太陽が顔を出した2日目は、初夏の陽射しが容赦なく降り注ぐ、これ以上ない五月晴れのフェス日和となった。青空に映える赤レンガ倉庫と、心地よく吹き抜ける海風が、会場に集まった人々のボルテージを朝から跳ね上げる。この日は国内外の最重要アクトが一堂に会する、まさに贅沢極まりない一日となった。
BLUE SKYステージを揺らしたのは、お馴染みのキラーチューンを引っ提げて登場したORANGE RANGE。「上海ハニー」をはじめとする大ヒット曲の数々を連発し、エリア全体を巨大なダンスフロアに変え、特大の大合唱と最高の笑顔 of 渦を巻き起こした。続いて、進化を続ける東京スカパラダイスオーケストラがステージに現れると熱狂は加速。タフで華やかな極上のスカサウンドを炸裂させ、ステップを踏む観客によって地面が物理的に揺れるほどの圧倒的な一体感を生み出した。さらに、Kroiがアクセル全開の強烈なミクスチャーグルーヴでオーディエンスを踊らせれば、iriはハスキーで重厚なアーバンサウンドを響かせ、PESはメロウでハッピーなラップで心地よい風をフロアに送り込む。日が沈む美しい時間帯には、Tribe Sampler Collective – Nujabes Tribute Set –が叙情的で美しいビートを夜空に紡ぎ、深い感動で会場を包み込んだ。
そして、2日間にわたるフェスのフィナーレを彩ったのが、海外からのスーパーアクトたちだ。UKジャズシーンの最重要人物Joe Armon-Jonesが濃密な鍵盤捌きで観客を圧倒し、世界的ポップアイコンであるジャネール・モネイ(JANELLE MONÁE)がその圧倒的なカリスマ性とコンセプチュアルなパフォーマンスで世界基準の衝撃を叩きつける。大トリのジョン・バティステ(JON BATISTE)は、最高峰のフルバンドを率いてステージへ。グラミー賞常連の世界的ポップスターが見せる異次元の音楽性と、ポジティブでハッピーなエネルギーは、言葉の壁を完全に超越。赤レンガにいるすべての人々を笑顔で一つに繋ぎ、2026年最大の、そして最高峰の多幸感に満ちたフィナーレを完璧に締めくくった。



©GREENROOM FESTIVALʼ26











