スター・ウォーズの楽しみ方は映画だけにとどまらず、いろんな形が存在する。フィギュア、コスプレ、ジオラマなど、コレクターたちが集めるこだわりのグッズに注目する連載企画第2弾。今回は誰もが幼い頃に遊び倒した、おもちゃブロック『LEGO』から長年発売され続けているレゴ/スター・ウォーズを収集し続けているコレクターの話。こだわりの深さ、持っているアイテムの量など、実に興味深い。
コレクターファイル
会社員 |
デフォルメされた表情が
想像力をかき立てる。
1999年、映画『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の公開と同時期にスタートしたレゴのスター・ウォーズシリーズ。これまで1000近いセットが発売されてきた商品だが、その魅力に取り憑かれたというのが浅野さん。実は、スター・ウォーズにハマったきっかけもレゴの影響だという。「子どものころからレゴが大好きで。とある日、カタログで見たXウィング・スターファイターにひと目惚れ。母親も旧3部作が大好きだったので、すんなりと購入許可が下りました。将来、息子の部屋がこうなるとは思いもしなかったでしょうね(笑)」
部屋に並ぶには組み立て済みの作品がズラリと並ぶ。ちなみに箱のまま置いてあるものもあるというが、すべて未開封というこだわりようだ。大小さまざまの未開封品が大きな段ボールに収められ、押入れに積まれていた。「一度開けて組み立ててしまうと、飾りたくなる性分なので……。とはいえ部屋の広さは限られているため、多くは開けずに保管しています。いつかアトリエのような専用部屋を構えて、作って、飾って、思いっきり楽しみたいですね。老後になる前にかなえたいな」
部屋にはそのほかのスター・ウォーズグッズもあるものの、数えられる程度。なぜレゴにこだわり、ハマったのか伺ってみた。「デフォルメされている分、想像力をかき立てられるのが好き。また動作再現の機構が進化していたり、ミニフィグの表情が少しずつ違ったり、そんなのも愛おしいんですよ」
浅野さんの
マイベスト作品は?
レゴ/スター・ウォーズ
第1作こそが至高!
1999年にシリーズ第1弾として登場したXウィング・スターファイターが、浅野さんの人生をレゴ/スター・ウォーズに染めたキッカケ。「ルークが搭乗したバージョンだけでこれまで6モデル発表され、そのうち初代だけは機体がグレー。劇中そのものの仕上がりになっています」。と熱く語ってくれた。
photo:TomooShoju(BOIL)、KazuyaHayashi、TakuyaFurusue edit&text:YutaYagi、ShuheiSato