映画館に行くと目にするさまざまな映画のポスター。何度も観たお気に入りの作品や学生時代の思い出の作品など思い入れのあるポスターを部屋に飾りたいと、誰もが思ったことがあるはず。しかも、それがオシャレなインテリアとしても使えたら……。そんな願いを叶えてくれるお店が東京・吉祥寺にオープンした。お店に行っていろいろと聞いてみたよ。
同じ作品でも国によって
デザインも形も違う。
ファイン セレクトアルケミは映画やアニメの海外版ポスターの販売するヴィンテージポスターの専門店。店内には英語、イタリア語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語で書かれたポスターがぎっしり。国別の特徴を聞いてみると「たとえば『魔女の宅急便』は日本だとパン屋さんで店番をしているキキのデザインが一般的ですが、イタリア版では綺麗なブルーの空と海、イタリアをほうふつとさせる港街を背景にキキがほうきで飛んでいます。フランス版では夜の港の上空を飛んでいますね」。
確かにイメージがまったく違っていて、見応えがある。しかも作品名がいろんな言語に変わるだけで見え方が違っていい。「あくまでも日本人の感覚になりますが、英語のポスターは王道感、フランス語やイタリア語のものはオシャレな雰囲気、ドイツ語やギリシャ語のものは一味違う魅力があるといった感じですね」。これは奥が深い。ポスターには国ごとの文化や特徴が反映されているから、自分の好きなデザインをディグるのもいいかも。
思い入れ深いポスターについて
スタッフに聞いたみた!
取材を受けてくれたお店の方に、店内にあるポスターで特に思い入れのあるものを選んでもらい、その理由を聞いてみた。作品への思いを語る言葉の節々から映画のポスターに対する愛が感じられたよ。
劇場用以外にも
いろいろなポスターやラベルも。
パッケージ化された際に制作されたものやイベント開催時の限定品など劇場用以外にも幅広い種類のものを販売。そのほか、1940年代〜60年代のアメリカで使われていた商業用のラベルも販売されていて、当時のアメリカらしい味のあるデザインが印象的だった。
店内に飾られた商品はどれも一点ものに近い貴重なポスターなので一期一会の出会いが楽しめる。レコードや古着みたいに発掘する楽しみがあるかもしれない。しかも、ポスターを入れるフレームがサービスで付いてくるので買ったらすぐに飾れるのもうれしい。これを機会に、インテリア・アートとして映画のポスターを楽しんでみては。
【店舗情報】
ファインセレクト アルケミ
住:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-8-1 877bld. 1F
営:15:00〜20:00(土・日曜11:00〜)
休:月・火・水(2024年12月31日までは休みなし)
オンラインストア
HP:alchemi.stores.jp/
Insta:@fs_.alchemi
X:@fs_alchemi