“マイケル・ジョーダン”の活躍とともに伝説的存在となったエア ジョーダンは、初期モデルのリリースから現在に至るまで、新作やコラボで僕らを魅了し続ける。そんな、スポーツ、音楽、ファッションのカルチャーを大きく変えた歴代シリーズを撮りおろしで最新作まで一挙に見られるのはここだけ!?
まずはエア ジョーダンの歴史を総ざらい!
マイケル・ジョーダンとナイキが契約を結び、シカゴ・ブルズ入団初年度から彼が愛用してきたシグネチャーモデルがナイキ エア ジョーダン。個人名を冠したシリーズのネーミングも過去に例のない快挙であり、後に歴史遺産的スニーカーコレクションとなっていく理由もうなずける。ナイキにとって異例づくしのエポックメイキングな1足であった。

エア ジョーダン 12のなかでも名作と謳われる、通称タクシー。2021年に復刻され、ファンの間で話題に。
90年代初期のテクノロジーを凝縮しながら順調に進化していったシリーズだが、ジョーダンは93年にNBA引退を発表。他界した父の意志を継ぎ野球選手に転身したことで、AJ9がコートで着用されることはなかった。しかし94年にまたNBAに復帰すると、10周年のAJ10で注目を集め、続くAJ11ではまた暴動が起きるほどの過熱ぶり。黄金期第2章の幕開けを飾る。1度目の引退から復帰し、衰えることのない実力を示した96~98年には、なんと2回目のスリーピートを達成。AJ14までがブルズ時代最後の着用モデルとなる。その後もしばらく現役生活を続けるも、プレーに全盛期の勢いは見られなかったが、それでもエア ジョーダンは開発し続けられた。近年では、選手ファーストのシューズを開発する一方、ハイブランドとのコラボで世界中を驚かせる。ファッションのみにとどまらないその影響は、トラヴィス・スコットやビリー・アイリッシュといった名だたるアーティストとの共作を見ても一目瞭然。常に愛されているのは、いつまでも技術革新、デザインの改良を貪欲に続けるナイキの姿勢によるものだろうか。1980年代のエア ジョーダン
エア ジョーダン 1(1985年)

エア ジョーダン 2(1987年)

エア ジョーダン 3(1988年)

エア ジョーダン 4(1989年)

1990年代のエア ジョーダン
エア ジョーダン 5(1990年)

エア ジョーダン 6(1991年)

エア ジョーダン 7(1992年)

エア ジョーダン 8(1993年)

エア ジョーダン 9(1993年)

エア ジョーダン 10(1994年)

エア ジョーダン 11(1995年)

エア ジョーダン 12(1997年)

エア ジョーダン 13(1998年)

エア ジョーダン 14(1998年)

エア ジョーダン 15(1999年)

2000年代のエア ジョーダン
エア ジョーダン 16(2001年)

エア ジョーダン 17(2002年)

エア ジョーダン 18(2003年)

エア ジョーダン 19(2004年)

エア ジョーダン 20(2005年)

エア ジョーダン 21(2006年)

エア ジョーダン 22(2007年)

エア ジョーダン 23(2008年)

エア ジョーダン 2009(2009年)

2010年代のエア ジョーダン
エア ジョーダン 2010(2010年)

エア ジョーダン 2011(2011年)

エア ジョーダン 2012(2012年)

エア ジョーダン 28(2013年)

エア ジョーダン 29(2014年)

エア ジョーダン 30(2015年)

エア ジョーダン 31(2016年)

エア ジョーダン 32(2017年)

エア ジョーダン 33(2018年)

エア ジョーダン 34(2019年)

2020年代のエア ジョーダン
エア ジョーダン 35(2020年)

エア ジョーダン 36(2021年)

まとめ
2021年までに、36ものモデルを展開してきたエア ジョーダン。その特性が生かされた各モデルは、時代とともにさまざまなパフォーマーを魅了してきた。もちろんその影響力はバスケットボールにとどまらず。ファッション界にだってムーヴメントを作っているのだ。 さて、次なるモデル、エア ジョーダン 37はいかに。今年もその動向から目が離せない。写真/高橋敬大、丸益功紀(BOIL) 文/ニッセンシュウ 撮影協力/aj_sunio、CARTER_AF1、SKIT 吉祥寺、宅万勇太、naka2sneakers、yusuke_airforce1、WORM TOKYO