自分好みにカスタマイズして楽しめるのが自転車の醍醐味。一口に街乗り用の自転車といっても、重視するポイントやテーマは人それぞれ違うみたい。時間をかけてパーツを吟味した、こだわり満載のバイクをSNAPした!
長年かけて、ラクに速く漕げるチャリに!
内屋幸之助さん
「15年前にこのピストに出会って以来、カスタムとメンテナンスを繰り返しながら乗ってます」。内屋さんにとっては、とにかく速さと快適な乗り心地が最重要課題。「シートポストやフォークなど、軽量なカーボン素材のフレームをメインに組みました。サドルはセラ サンマルコのコンコール。自分に合う物を探し続けて、6個目でこれに落ち着きました」。バッグはサイクリストらしく、フライターグのものを愛用。
トリックのしやすさとタフさを重視。
歌代祐太郎さん
BMX用バイクに定評のある、アーレスバイクのピストに乗る歌代さん。「もともと、BMXに乗るのが趣味で。10代のころに初めて、大会にも出てました」。それもあって、街乗り用の自転車も、アーレスバイクスのピストラインのものを。「ホイールはトリックが決めやすいよう前輪と後輪で変えています。前輪はレジストのノマドタイヤ。車体が重い分、回転数の多いものを選んでいます」
普段着感覚で乗れるのが魅力。
堀口達矢さん
「フレームはリヴェンデルのサムヒルボーン。美しいラグフレームや、距離や速さを求めるのではなく、生活に寄り添うモノづくりのスタンスに共感して選びました。リヴェンデルが推奨するスタイルを踏襲したパーツ構成で組んでいます」。実はもう一台リヴェンデルのバイクを持っているほどの惚れ込みよう。「林道をサイクリングすることもありますが、基本は街。マイペースに自分の行動範囲を楽しみながら走っています」
ヴィンテージパーツを中心に構成。
坂本大樹さん
勤務先のバーバーサコタで働くようになってから、自転車の魅力にハマったという坂本さん。「マウンテンバイク仕様のフレームに一目惚れ。古いけれど状態もいいし、カラーリングといいレトロ感といい、見つけた瞬間テンションが上がっちゃいました。これを中心に、中野のクラムワークスという自転車屋さんで組みました」
日常使いしやすい、ゆったり走れる自転車。
横溝賢史さん
サーリーのフレームを中心に、幡ヶ谷のブルーラグで組んだバイクで登場。力みのないピルグリム サーフ+サプライのチェックカーデが、渋色の車体にお似合いだ。「ウインドブレーカーを着るような、スポーティな格好をあまりしないんです。なので、僕のふだんの格好になじむ自転車というテーマで組んでいます。パーツも、ゆったり漕げるようなものを選択。B印ヨシダのバッグには工具を入れてます」