2025年9月27日(土)・28日(日)、長野県松本市のアルプス公園で「りんご音楽祭2025」が開催された。山の稜線と街の灯りが交差するロケーションに、今年も多彩なラインナップが集まり、2日間にわたって音楽と人の熱量が折り重なった。
会場の空気は肩の力が抜けているのに、演奏が始まると一気に密度を増す。地元の来場者と遠方勢、世代やスタイルが混ざり合い、信州の初秋そのものを全身で楽しむムードが広がっていた。

まずは来場者スナップをチェック!
1

黒のレーストップにカーキのロングスカート。サングラスとバンダナで軽やかさを加え、差し色のウエストバッグが効く。隣はオレンジのTシャツを主役に、ショートパンツ+レギンスで実用性を確保。首元のスカーフが個性を添えていた。
お目当て:フルカワミキ÷ユザーン×ナカコー
2

古着のTシャツにプーマの赤系ストライプパンツ。キャップとメガネで落ち着きを出し、足元は軽快にまとめた王道フェススタイル。
お目当て:yonige
3

よししさんはネイビーのタンクに黒のキュロット風パンツ、モノトーンのバンダナ。トムオさんは白シャツ×黒パンツのモノトーンに赤いバンダナを差し、足元はニューバランスで機動力を確保。
お目当て:HIMIZ
4

ミオリさんはキャップとサングラスに白のスカーフ、デニムベストとアニマル柄ロングスカートで存在感。リョウさんは黒トップスにエスニック調ワイドパンツ、丸サングラスで余裕のあるムード。
お目当て:ENTH、ZIN
5

Mさんはアニマル柄のチューブトップに黒ワイドパンツ、存在感のあるサングラスで引き締め。ちょんさんはナイキのTシャツと黒ショーツ、足元はドクターマーチン。ソックスのロゴと首元のバンダナがアクセント。
お目当て:yonige、NENE
6

ゆとなみ社のTシャツにグレーのカーゴパンツ。オレンジのロンTを斜めがけにして色を足し、キャップとアウトドア系スニーカーで軽快に。
お目当て:掟ポルシェ
7

はるきさんはオレンジのプルオーバーに赤パンツ、ブルーのハットで色のコントラストを楽しむ。まどちさんはブルーのTシャツとベージュのパンツに白レースのスカーフで柔らかな表情。
お目当て:田島貴男
8

黒のベロアキャミにデニム。腰にグレーのスウェットを巻いて実用性を足し、アウトドアシューズとスカーフ、サングラスでフェスらしいギア感をプラス。
お目当て:ZOMBIE-CHANG
9

あべさんはシンプルなシャツ+キャップ。はるきさんは落ち着いたトーンのトップスとパンツ。るなさんはカラフルなトップスで元気よく。三者三様の個性が並んで心地いい統一感。
お目当て:あべさん:KID FRESINO、はるきさん:田島貴男、るなさん:KID FRESINO
どんなライヴが展開された? ダイジェストレポート!
朝イチのステージに登場したのはyonige。牛丸ありさが長野で育ったエピソードを語ると拍手が広がり、早い時間帯ながら前方はぎっしり。最新曲「strattera」で一体感が加速し、会場が心地よく立ち上がっていった。
踊ってばかりの国は、サイケデリックなうねりで聴き手の体温を少しずつ上げていく。反復と余白が生む浮遊感は、夜の松本にすっと馴染む。山影が濃くなる時間帯に向けて、音が景色の輪郭をやわらかくなぞるようなライヴだった。
KID FRESINOはC.O.S.Aからの流れで登場。二人がタッグで披露する局面ではビートの呼吸に合わせてフロアが自然に波打つ。ヒップホップはりんご音楽祭の重要な柱の一つであり、その現在地を実感させるステージだった。

夕暮れ、稜線が赤く染まり、街の明かりが点りはじめる。自然と街、音楽と人がシームレスに混ざるこの時間帯に、りんご音楽祭の“らしさ”が最も濃く立ち上がる。肩肘張らずに音に向き合える場所がある。そんな確かな手触りを、今年も松本のアルプス公園で確認できた。来年、またこの景色に会いに来たくなる。
会場写真:古廐志帆、前田俊太郎
 
           
               
               
               
               
               
               
              










