2024年6月28日(金)〜30日(日)、「東京アウトドアショー2024」が幕張メッセで開催された。アウトドア関連の最新ギア、ファッション、モビリティ、エコロジーなど多岐にわたるコンテンツが集結。3日間で3万7971人が来場し、最新のアウトドアグッズに心を踊らせた。今回は、その様子をレポート!
モビリティブースが見どころ満載!
本イベントの中でも特に目立っていたモビリティ。クルマメーカーとアウトドアブランドのコラボブースから、ワクワクするようなリノベーションカーまで見たことないようなラインナップがお出迎え!
水素エンジンを搭載したレクサスのバギー。ガソリン車のようなCO2の排出はなく、きれいな水しか出さないという。公道は走れないが、いずれアウトドアアクティビティの1つとしての展開を考えているとか。
マツダのCX-5がBLAST TRAIL(ブラスト トレイル)のルーフトップテント仕様のトレーラーを牽引。750kg以下のため、専用免許も不要だ。
トヨタ ランドクルーザーとトヨタ ハイエースを専門とするFLEX(フレックス)が扱うリノベーションカーも目立っていた。こんなサーフクルーザーでトリップに出かけたい。
小山慶一郎が愛用するキャンピングカーが会場内に特別展示。フィアット デュカトがベースのトイファクトリー ダヴィンチ6.0だ。
DEFFENDER(ディフェンダー)×MOSS TENTS(モステント)のブースでは、モスのデザインコンセプトを取り入れた巨大なトレーラーハウスが展示された。
中は、4人家族でも裕に過ごせそうな広さ。それでいておしゃれな内装だから、いっそ住所を移したくなる気持ちさえ過ぎる。
スズキからは、近年、アメリカでじわじわ人気が出ているという軽トラが登場。カーキをベースにブラックを随所にあしらったカラーリングで、武骨なムードを漂わせていた。
アウトドアもエコの時代に突入!
環境意識の高まりは、あらゆる分野にある。特にアウトドアシーンはそのアンテナが敏感。意外なところにも、エコフレンドリーなアイテムが増えているようだ!
タイヤのホイールを再利用した個性的な焚き火台が登場! クルマ好きにもたまらないファイアグリルだ。
クルマのマフラーがスチーマー(蒸し器)に変身!? シャフトから排出される蒸気は、まるでマフラーから出る排気のよう。
使い終わったガス缶にアタッチメントを取り付け、そこにランプを吊るしたりしてインテリアに。
未発売アイテムに心躍った!
本イベントでは、一般販売に先駆けて先行公開されたアイテムも展示され、多くの来場者の関心の的に。こうした先行公開アイテムが見られるのもアウトドアショーの醍醐味だ。
NANGA(ナンガ)のブースでは、7月1日から予約スタートした「NANGA×天下一品」のダウンジャケットのサンプルを展示していた。
同じ滋賀県に拠点を持つ両社がタッグを組み、生み出されたデザインに足を止める来場者が多数。「明日も着てください」はダブルミーニングか(?)
クラウドファンディングで話題になったコーヒー豆 『デビルズ・ギフト』のブースも。
ウイスキー樽にコーヒー生豆を入れて、じっくり熟成させることで完成した香り高い豆。まだ一般流通はしておらず、現時点ではイベント中に手に入れられるのみだった。
まだまだ見どころたくさん!
広い会場内には、見ていて飽きないコンテンツがぎっしり。少し進むだけで、次々と新しい発見が待っている。ここではそのほんの一部を紹介!
秋冬キャンプに携行していくサンダルとして、人気のSUBU(スブ)。さまざまなコラボモデルが揃い、多くの来場者が購入しているシーンも見られた。
スズキ ジムニーを象ったサンドイッチトースター。キャンプで使用すれば、みんなの注目を集めること間違いなし。
ダナーのアパレルも発見。アウトドア好きのスタッフが自身の体験を基に一から制作に携わったもので、ベンチレーションや取り外しできるブランドパッチがあるなど細部にまでこだわったギミックが満載だった。
午後に向けた腹ごしらえにうれしい、飲食エリアも充実!
エリア内には8店舗が出店。ジューシーなハンバーガーからスパイスカレー、ガーリックライスなどなど、こだわりのメニューが並び、見ているだけでお腹が減ってくるようなラインナップだった。
食べログ百名店4期連続選出。高円寺発、スパイスカレーの名店「くじら」も来場者の腹を満たしていた。
チキン・キーマ・ポークの3種盛り合わせカレー。強めの酸みと辛みが印象的で、最後まで飽きずにペロリ。
緑色のクルマが目印の「BELIEVER IN BURGER(ビリーバーインバーガー)」。注文を受けてから作られる出来立てのハンバーガーは絶品。
バンズは、オリジナルレシピ。全粒粉入りで香りもよく食べ応え満点。パティは、つなぎ無し国産牛100%を使用している。
会場内に設置された飲食ブースでは、来場者たちがどこで食べようか楽しそうに迷っている様子が見られた。
さすがはアウトドアイベント。飲食ブースの椅子もコールマン。座り心地はもちろん抜群で、休憩時間が長くなってしまったのはここだけの話。
土日には豪華なイベントステージも催された。29日(土)には、YouTubeでキャンプを発信中のよゐこ濱口優、TVアニメ『ゆるキャン△』の声優・原紗友里と豊崎愛生、東京大学准教授の斎藤幸平が登壇。
30日(日)には、キャンプ番組を持つ小山慶一郎、愛車でのクルマ旅を発信するインフルエンサーのYURIEとUKI、山暮らしをYouTubeで配信する俳優・東出昌大が登場し、大盛況だったそう。
総じて本イベントは、アウトドア愛好者たちにとって発見と楽しみが詰まった有意義なイベントとなった模様。次回開催もすでに決まり、2025年6月27日(金)~29日(日)。会場は今年同様、幕張メッセにて。今年行けなかった人はまた来年。行けた人も来年はもっとおもしろいイベントになっているだろうから期待して待ちたい。