長い歳月をかけて紡いできた物語も完結を迎え、まもなく3カ月を迎えようとしている。ストレンジャー・シングス ロスは払拭できただろうか? 何度も繰り返し見ているよ。という人も多いのでは? ここではシーズン5配信前に主要キャスト5名が語ったインタビューをまとめて掲載。これを読んでから改めて完結編を見ると新たな1面が見えてくるかも!?

11月6日はご存じ、ストレンジャー・シングスの日。ロサンゼルスにて盛大に開催された、シーズン5のワールドプレミアの様子がこちら。多くのファンが詰めかけ、ホーキンスの仲間たちをはじめとするキャスト陣、加えてクリエイターたちを大歓声で迎えていた

 

キャスト陣が語るシーズン5と
それぞれの成長について。

シーズン1からともに歩み、主要キャラを演じた5人の俳優。この作品とともに歩んだ10年間をどのように過ごし、どのくらい成長し、最後を迎えた物語をどう感じていたのか。それぞれに思い入れが詰まった作品やキャラを自ら分析した特別トークを改めてここにまとめてみた。

 

 

〜エル(イレブン)役〜

ミリー・ボビー・ブラウン
Millie Bobby Brown 

〝私自身も彼女と一緒にステップアップできた。〟

これまで4シーズンの間で、イレブンが大きく成長したことをとても誇りに思うし、私自身も彼女と一緒にステップアップできたと思う。初めは何者なのかさえわからない純粋な状態だった彼女が、次第に自立や自由、意志に目覚めていく。特にシーズン4では、友人たちやホッパーによる導きではなく、自身で決断していく。こうした変化に彼女自身は怯えていたけれど、同時に自身の力を知り、自分を信じることを学んでいた。自ら成長しようと奮闘していたイレブンの姿は、本当にすてきで大好き。そしてシーズン5の彼女はこれまでになく、物語の初めから戦闘モード。まるで家族のように接してくれた友達を守り抜く、という強い覚悟が描かれているの。彼女がどうなっていくのか、ファンのみんなにも早く観てもらいたいな。それと先に家族と表現したけれど、共演したみんなとの友情は本当にかけがえのないものだと思う。それぞれが忙しいスケジュールを送っているから、最終シーズンまで撮影現場をともにできただけでも幸せ。だって人生の大半を一緒に過ごしているんだもの。お互いに関わる形は変わってしまうけれど、間違いなく一生涯の友達でいるはず。そう信じているわ。

ストーリーの序盤は、不安や疑念、そして怒りといった表情が多かったイレブン。しかしホーキンスの仲間たちと日々を過ごすうちに、エルらしい柔らかい笑顔が次第に多くなった。それが一転シーズン5は、覚悟の顔が印象的!?

 

 

〜ダスティン・ヘンダーソン 役〜

ゲイテン・マタラッツォ
Gaten Matarazzo 

〝結末に向けてダスティンがどう活躍するか必見だよ。〟

この作品は、もちろん1人のキャラが先頭に立って引っ張っていくシーンもあるけれど、全員で作り上げた努力の結晶が作品の魅力を高めていると思う。成長というテーマも垣間見えるし、多くの人に共感してもらえていると信じているよ。そんななか、ダスティンはシーズンを追うごとに、みるみる自立してきたと感じるね。仲間のみんなと一緒にいることは楽しいし大好き。だけど単なるメンバーではなく、仲間の行動に貢献できるポテンシャルがあると理解して、自分の存在意義にも気づくようになった。こうした彼の成長は俳優としての僕の成長でもあり、逆に僕自身の成長が役柄に表れているともいえるね。もちろんほかのキャストも同じ。それに成長期という人生の大事な時期を、彼らと過ごせたことはラッキーだった。今回でみんなと離れるのは、正直寂しいね。シーズン5のダスティンは、初めは少し気落ちしているかな。ホーキンスの置かれた状況、仲間のお互いの安全、ヴェクナの居場所。それぞれに日々直面する未解決な問題はたくさんあって、どう打開すればいいか難しいからね。フィナーレに向けてダスティンがどう活躍するか、必見だよ。

あどけない表情はシリーズ通して変わらず、物語が進むにつれて責任感や自立心が垣間見えるように

 

 

〜ルーカス・シンクレア 役〜

ケイレブ・マクラフリン
Caleb McLaughlin

〝ほかでは築くことができないとびきりの絆が生まれた。〟

シーズン5はこれまでと違って前シーズンを引き継ぎ、緊迫した状況から始まるんだ。問題は山積みで、どうにかしたいけど、どうにもならない。そうしたプレッシャーがルーカスにのしかかっているのがよくわかる。ほかのみんなもね。誰もが不安で、希望を持ち続けようと必死なんだ。人間をありのままに描いた、この作品らしいスタートだと思う。不安や恐怖、興奮、そして愛。ダファー兄弟が紡いだ物語を通じて、これらが面白く表現されていると思うんだ。振り返るとルーカスは、すぐ頭に血がのぼるタイプだった。裏側の世界やデモゴルゴンとの対峙、高校生活では自我を見つめ直したり仲間を支えなきゃならなかったり。こうした状況による怒りや後悔、疑念、憤りと向き合うことで、彼は自身を見出してきた。年月を経て、大きく成長したね。それは俳優としての僕らも同じこと。きっとほかでは築くことができない、とびきりの絆が生まれたと思う。最高に幸せな時も、気分がどん底な時も、みんなが私の一部でいてくれた。こんなこと言うと変に思われるかもだけど、彼らなら理解してくれるはずだよ。僕らはそういう関係なんだ。

眉間にシワを寄せ口角を下げた顔が多い幼少期。成長するにつれ表情に思いやりや精悍さが出てきた

 

 

 

〜マイク・ウィーラー 役〜

フィン・ヴォルフハルト
Finn Wolfhard

〝俳優陣の友情だって、作中の彼らに負けてない。〟

常にトラブルに備えて計画し、楽しい冒険を思い描き、仲間を守るための作戦を練る。シーズン5では、そんなダンジョン・マスターだったシーズン1のころのマイクが戻ってきたんだ。今まで以上に責任感をもっているというか……ヴェクナを見つけ出し、倒すという挑戦のために、率先して作戦を練り上げていく。最後の最後でついにリーダーの役まわりに戻った、彼の勇姿をぜひ目に焼きつけてほしい。この『ストレンジャー・シングス』という物語は、どの年齢層にも響くから普遍的なんだと思う。80年代を過ごした人は青春を懐かしんで、私と同世代の人は仲間たちが支え合う様子に惹かれて、それぞれが作品を楽しんでいる。どの年代であっても、いつだって人は友情に共感するんだね。俳優陣の友情だって、作中の彼らに負けてないよ。特にゲイテン、ケイレブ、ノアの3人は、初めから私を理解してくれるとわかっていた。シーズン1の撮影が始まり、制作陣が僕ら全員を同じホテルに泊めたことで、最高だ! 一緒にいたい! と思ったあの日から、我々の旅は続いていた。振り返ると、本当に特別な時間を過ごしたんだなと思うよ。

初期は誠実さや行動力を感じる一方、頑固な一面も。最後はリーダー然とした凛々しい姿が見られる!?

 

 

 

〜ウィル・バイヤーズ 役〜

ノア・シュナップ
Noah Schnapp

〝親しくなければ生まれないケミストリーがあった。〟

ウィルはとても内気で、心を開こうとしない子だった。自分の気持ちを分かち合うことが怖くて、人と違うことが苦手だった。でも物語が進むにつれて、自身を受け入れ、自分のことを好きになり、他人と違うところをユニークと捉えられるようになった。こういった彼の成長も、シリーズの大きなテーマだと思う。1人ひとりが違うからこそ、人間は誰もが特別で、美しく、ユニーク。この発見こそが、彼の成長だよ。そんなウィルは前シーズンではホーキンスを離れていたけれど、戻ってきたんだ。それによって物語がどう広がっていくか見ものだよ。これまでにないスピード感で進行していく、とてもエキサイティングなスタートも見逃せない。加えて、’80sノスタルジー、最高の音楽、セットデザイン、衣装、視覚効果などなど、いつもに増して進化したこれらが、シリーズをいっそうすばらしいものにしているね。実は最近シーズン1を見直したけれど、掛け合いが本当にリアルなんだ。演出でも台本に沿ったものでもなく、子供も大人も親しくなければ生まれない、ケミストリーがそこにはあった。その一員になれたことが、光栄だよ。

友達思いな印象はそのままに、シーズン5では困難に対して勇敢に立ち向かう姿に、涙必至かも!?

 


edit&text : Yuta Yagi

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