愛車で街を走るのもいいけど、たまにシェアリングできる電動キックボードに乗るのも気楽でいい。ループは、機体が置いてあるポートの位置を調べて目的地に合わせてうまく活用すれば、もっと快適に街乗りライフを過ごせるようになるサービスだ。
ループとは
着々と普及が進んでいるマイクロモビリティ。経済産業省による新事業特例制度によって、ヘルメットの着用が任意となっている。利用前に道交法に関するテストに合格する必要があり、クレジットカードと免許証の登録を行うことで利用可能。現在は初乗り料金10分110円、10分以降は1分16.5円で乗ることができる。(2022年3月現在)
まずはループの使い方を知ろう!
STEP 01 街中にあるポートを探そう。
ループのアプリをダウンロードしたら、アプリ内のマップをチェック。最寄りのポートまで移動しよう
STEP 02 機体のQRを読み取ろう!
機体のハンドル部にあるQR コードをアプリで読み取るか、付近に書かれているID を入力。目的地ポートを予約すれば、使用を開始できる
STEP 03 ルールを守って乗車しよう。
ロックが解除されたら法令を遵守しながら乗車しよう。最初は足でプッシュしてスピードをつける
STEP 04 ポート内に戻して写真を送信。
ポート内にループを戻したら、写真を撮って送信。返却が完了したら、使用料金が表示される
もっと詳しくループの活用法について、教えてくれるのは
ループマーケティング 明翫啓一郎さん
2019年に入社。カラダを鍛えるため、キックボクシングに取り組む。
便利なループを使えば、移動がもっと快適に!
目的地が駅やバスの停留所のすぐ近くだったら……と誰しも1度は思ったことがあるだろう。そんな理想に近い体験ができるのが、シェアリングできる電動キックボードの"ループ"だ。街中にある好きなポートで借りて返却できるシステムで、目的地の周辺まで乗車していくことができる。歩くと少し遠いかもなんて場所の近くにポートがあれば、そこまで快適に移動可能だ。クルマやバイクと違って、駐車場代を気にする必要もない。現在は、東京・渋谷、新宿、六本木、赤坂、虎ノ門、大阪・梅田、難波のエリアでサービスが展開されている。
単純な移動手段としても便利なのだが、日常生活をより快適にする活用法をループのマーケティングを務める明翫さんに教えてもらった。「買ったものの袋をハンドルに下げての走行は禁止ですが、リュックなどを持っていけば、商店街での買い物をラクに行うことができます。歩いていくには遠いし、近くにバス停もない。なんて理由で足が遠のいていたお店に行きやすくなったという声もあります」。
最近流行りのサウナでも、引き合いがあるのだとか。「サウナでリフレッシュした帰りはできるだけ汗をかかずに帰りたい。そんなとき家の近くにポートがあれば、スイスイと乗っていけます」。
教えてもらったもの以外にも、それぞれ独自の活用法を見出しているユーザーも多いそう。新たな街乗りライフの移動手段として、ループを選択肢に加えてみるのもよさそうだ。
活用法1 商店街で買い物する時。
買うものが多い日もラクに。
今日は商店街へ買い物に行こう。お店をまわるごとに買ったものが増えて、だんだんと歩くのが億劫に。荷物が重いからあれはまた今度にしよう……なんてことになってしまいがちだけど、リュックに荷物を詰めてループに乗れば快適に買い物を進められる。気になってはいたけれど、駅から遠くて面倒だった雑貨店にも足を運んでみよう
活用法2 サウナの行き帰りに。
ととのい後は、ストレスフリーに。
リフレッシュがてら、最近いいってウワサで聞いて気になっていた銭湯へ行ってみることに。マ
ップを見ると近くのポートまで乗っていった方が楽チンだ。ととのった後は、家まで気持ちよ
く帰りたいから、家の最寄りのポートをチェック。帰り道の風も気持ちよく、スイスイ走れる
活用法3 乗り換えがいるとき。
行きたい場所まで直線距離で。
三軒茶屋駅の友人宅で食事の誘いが。中目黒からは、直線距離なら近いけど、電車で向かうとなると渋谷で乗り換えが必要に。そんなときはまっすぐ目的地までループで向かおう。クルマや自転車と違って帰りの心配もいらない。帰りはほろ酔いでのんびりと歩いて、なんてのもアリ
写真/丸益功紀(BOIL)
イラスト/江夏潤一