21日間でかなえる脱・猫背ストレッチ。Part2(肩入れストレッチのやり方)

パート1を読んでもらえた人であれば、猫背が心身に及ぼす影響は計り知れないということがわかったはず。そこで続いては、現状を把握するためのセルフチェック方法と、初歩的なストレッチ(肩入れストレッチ)のやり方を学んでおこう。自分のカラダがどのように変化するかもチェックしながら試してみて。

 

そもそも猫背って、
どんな状態なのだろうか?

私たち人の背骨はもともと自然なS字カーブを描いており、上から頸椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)となっている。中央の胸椎が極端に湾曲していると頭を前に突き出したような姿勢に。「猫背の進行レベルは3段階ある。レベル1は“意識すれば正しい姿勢にできる程度”、レベル2は“筋肉がかたまってきている状態”、レベル3は“高齢の方がほとんどですが、背骨全体がかたくなって、股関節やヒザの関節の痛みなども出てくる”。今は大丈夫でも、予防しておくにこしたことはありません」

 

 

自分の猫背具合を
セルフチェックしてみよう!

HOW TO CHECK(チェックのやり方)
壁に頭、肩、お尻、かかとの4点がつくように立つ。

これだけでOK!

 

猫背の人はこうなる
①後頭部や肩が壁についていない
②顔が前に出ている
③腰と壁の間に手が入らない

 

よい姿勢の人はこうなる
①ラクに立っていられるのが理想
②頭、肩、お尻、かかとの4点が壁についている状態
③腰に手のひらが入るくらいの隙間ができる

 

セルフチェックする際のポイント!
・あごが上がらないように!
・腰が痛いなど、カラダに負担がかかりそうであれば壁からかかとを5㎝以内なら離してもOK。

 

 

左はよい姿勢、右は猫背。

 

 

 

チェックが終わったら
準備体操を兼ねたストレッチへ。

猫背チェックが終わったら、肩や背中のコリをほぐし、股関節の柔軟性を高める「肩入れストレッチ」から始めてみよう。

 

・足を左右均等に大きく開いて、ヒザの内側に手を置き、腰をできるだけ下ろす。
・ヒザ下は床と垂直をキープし、内モモと裏モモに力が入っている状態。
・背中が丸くならないように、顔は上げたまま。

 

・指を下に向けて、ヒザの内側をしっかりと押さえる。
・ヒジを伸ばしたまま、片方の肩を内側に入れる。お尻が下がらないよう、高い位置で保ちながら、お尻を上下に動かしてバウンドさせる。
・片側60秒で、これを交互に10回ほど繰り返す。

 

次回以降、もっと詳しくストレッチのやり方を教えていくので、ぜひお楽しみに!


photo : Kenji Fujimoto illustlation : Mami Nagano edit&text : Sonomi Tak

Category記事カテゴリ

TOP