ローカルがハマるいい音の場所。【大阪編 Part1】

地元の音楽通は行くべきミュージック・スポットを知っているに違いない。ということで、各地の音楽通にローカルに人気の場所を聞いてみた。まず、最初は大阪編から。年末年始の旅行で訪れてみてはどうだろうか。

 

立ち飲みの聖地は
音楽で進化を遂げている。

元々はオフィス街。土曜や日曜は閑散としていたキタとミナミに挟まれるエリアが一変した。ネオ酒場と音楽が融合する個性豊かな人気店が続々出現中なのだ。料理のバラエティや店主のキャラクターにも注目してみて。

 

 

教えてくれたのはこの人

等白 代表
前田貴紀さん
1988年福岡県生まれ。大阪・新町に『二甲料理店』を開業して以来、立て続けに3店舗を展開している。「自分が聴きたい音楽、食べたいアテ、飲みたい酒に共感してくれる人」をターゲットに、飲食業界で新風を巻き起こす。それぞれをエリアのハブ役として育て上げ、連日人気を誇っているそうだ。

 

 

音と味を兼ね揃えた
新酒場スタイルを提案。

二甲立食店

伝説の二甲料理店が場所を変え、立ち飲みとして復活。日本の神棚とアフリカ・マリの置物が混在する店内には、作家の手による特注スピーカーが天井高く据えられ、ゆったりとした気分で音と料理を楽しむことができる。

 

音源は僕のプレイリスト。その日の店の空気感に合わせていつも選曲していますよ。お客さんがアプリを使って曲名を調べている姿を目にすると、「あ、届いたんだな」と嬉しくなる
名物二甲のビシャカツ2750円
スコットランドのクラフトジン、ヘンドリックス1100円(グラス)

 

二甲立食店
住:大阪府大阪市西区立売堀6-7-12 ESC内C棟101
☎:06-6978-8599
営:17:00~23:00(土・日曜 15:00~)
休:祝日(連休の場合、最終日のみ)
Insta:@nikoh_risshokuten

 

 

 

食事前の待ち合わせや
ハシゴのラストに最適。

flo
フロー

クラフトビールやナチュラルワインを飲みながら踊れるバー。

 

H.A.N.D.Hi-Fi製スピーカーがクール
自家製チャツネが隠し味。3 種チーズのトーストサンド1800円

 

flo(フロー)
住:大阪府大阪市中央区北久宝寺町2-2-13 マエダビルB1

営:19:00~翌2:00(木~土曜 翌3:00まで)
休:不定休
Insta:@flo_soakin

 

 

 

 

ナチュラルな空間に似合う
洗練された音とアテ。

yacipoci
ヤチポチ

店主の秋谷夫妻にとって2店舗目となる立ち飲み店。店主自ら内装作業に加わりこだわりを発揮している。スピーカーはリスチュードとワーフェデールという性格の異なる2台を組み合わせることで、音に包み込まれるような空間に。スイングカランで注がれるビールは、きめ細かい泡と麦芽本来の味わいが絶品だ。

 

音楽や料理、なんでもハマったらハマり尽くすタイプの店主。その彼がこれまでやれてなかったことを、ぎゅっと詰め込んだこの店は、とにかくセンスがすごい!
手前から季節の白和え590円、チューリップ590円、ヤチポチ注ぎ700円
音源はレコードのみ。店主のお気に入りはセロニアス・モンクの『ソロ・モンク』

 

yacipoci(ヤチポチ)
住:大阪府大阪市中央区平野町1-1-1

営:15:00~22:00
休:日・月曜
Insta:@yacipoci2021

 


photo : Fumito Kato、Hidekazu Ueno、Naoki Harada、Takuma Goda、Yoshie Matsumoto、Yoshiko Otsuka
text : Ariko Suzuki、Asuka Nakajo、Shoko Etchuya、Yasuko Mizuno、Yuuna Kyan
illustration : Hiroshi Kawai 
edit&text : Yumi Sato

 

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