レトロ顔の黒ダイヤル”チューダー”のブラック ベイを、モノクロスニーカーと合わせる。

時計は時間を知るための道具。だからこそ実用的なディテールを意識したい。光の反射を防いで針の判読性を高める黒いダイヤルは、まさにその典型だ。そんな伝統的なスタイルをスニーカーとともに楽しんでみてはどうだろうか?

定番ということは揺るぎない価値と一緒。

TUDOR/BLACK BAY
60年を超えるチューダーのダイバーズウォッチの歴史を継承する、ブラックベイ。道具として生まれた時計だけが持つ迫力は、いつの時代も男の冒険心を刺激する。自動巻き、ステンレススチールケース、ラバーストラップ、ケース径41mm、200m防水。59万1800円
 
もっと自分が若かったころは、新しいものにすぐ目移りし、ファッションだってサーフボードだって、とにかくトレンドを追いかけてきた。

もちろんそれが自分の経験となって、本当に似合うモノや好きなモノがわかってくるので、大切な通過点ではあるのだが、結局最近は、チェッカー柄のスリッポンのような定番ばかりに落ち着くようになってきた。

でも、それは守りに入った選択肢ではなく、長く愛されてきた歴史を理解できるようになった自分自身の成長の証しでもある。

肌あたりのいいブラックのラバーストラップには、チューダーが独自開発した”T-フィット”クイックアジャストクラスプが備わる。海上がりなどストラップの締め付けをちょっと緩めたいときに役立つ機能的なシステムだ
 
多くの冒険家や探検家から愛されてきたタフウォッチ “チューダー”を選ぶというのも、海を愛するオトコとしては定番といえるだろう。

視認性を考慮した大きな針やインデックス、がっちりとしたケース、ラバーストラップなど、どこから見ても海の時計の王者といった風格があるし、200mの防水性や自社製ムーブメントの耐磁性や高い精度、そして70時間のパワーリザーブといった優れたスペックも含めて、むしろ選ばない方が不思議なくらいの価値があるのだ。

長年継承されてきたモノは、自分たちが憧れている先輩たちが愛したものでもある。それを後輩へ継承するのも、これからの役目なのかもしれない。

ダイバーズウォッチは海の中など薄暗い場所でもしっかり時刻確認ができるように、大きな針やインデックスに夜行塗料を塗布している。チューダーでは特徴であるスノーフレーク針が浮かび上がる姿も人気を呼ぶ理由
 

OTHER TYPES

現代的なニーズにも応えてくれる時計。
ルックスは伝統を継承する王道のダイバーズウォッチ。しかし搭載しているムーブメントのスペックは最新鋭。自社製のCal.MT5602-Uは、COSC認定クロノメーターの高精度と15000ガウスの耐磁性能を併せ持ち、マスタークロノメーター認定を取得している。磁気は時計の精度に大きな影響を与える大敵なので、強い磁気を発するデジタル機器に囲まれた現代でも安心して使える時計だ。

バーガンディカラーのベゼルがアイキャッチになる、“ブラックベイ”。自動巻き、SSケース&ブレス、ケース径41mm、200m防水。62万1500円 

ブラックベイで展開する5連コマのブレスレットは、光がキラキラ反射するので、アクセサリー的にも楽しめるはずだ。自動巻き、SSケース&ブレス、ケース径41mm、200m防水。63万5800円

Information
日本ロレックス/チューダー 
0120-929-570


写真/正重智生(BOIL) 文/篠田哲生

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