雑誌『Fine』4月号に掲載された、るなぴ連載はもうチェックしてくれた? 今回は、るなぴが好きな海外映画ポスターを見に行ってきました。好きなものに囲まれて終始テンション上がりっぱなしのロケに。誌面ではその空気感もまるっと楽しめるはず!

さらに対談企画には、コメディの鬼才・福田雄一監督が登場。現場の裏話から監督としてのスタンスまで、気づけばどんどん話が広がっていって……かなり濃い時間に。途中、るなぴが〝福田組入り!?〟なんて流れになる場面もあったりして見どころたっぷり! そこで、今回のFine Onlineでは本誌には載せきれなかった対談の模様を特別公開。ここでしか読めないやりとりを楽しんで。

撮影現場で監督がボロ泣き!?
福田組〟その映画制作の裏側とは。

仲川瑠夏:監督は撮影現場でお笑い以外は干渉しないとのことですが、役者さんの演技で印象に残っていることはありますか?

福田雄一:シリアスな演技って、基本的に役者さんが勝手にやってくれるものだと思っているんです。そこは完全に信頼しているので、ほぼ〝野放し〟ですね。なかでも、山田孝之くんは本当に天才だと思っていて、映画『50回目のファースト・キス』で、山田くんが飛行機に乗ってパソコンを開くと、相手役の長澤まさみさんの写真がずらっと出てくるシーンがあるんですが、そこで片目からスーッと涙を流すんですよ。それを見て、僕がボロボロ泣いてしまって……。カットがかかったあとに山田くんが来て「監督が泣くの、ちょっと引きますね」って言われました(笑)

仲川:監督がボロ泣きって、すごいですね(笑)

福田:彼はお笑いの演技も素晴らしい。TVドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』から始まる〝勇者ヨシヒコ〟シリーズでは、くだらないセリフをものすごく真剣にやってくれました。その真剣さが逆におかしさを生むんですよね

仲川:脚本はどんなふうに書かれているんですか? 〝勇者ヨシヒコ〟の独特なお笑いのセンスが本当に大好きで、その時から福田監督のファンになりました。どうやってあの面白さを作り出しているのだろう? というのはずっと気になっていました

福田:大枠のストーリーとキーになるセリフが決まったら、書き始める感じですね。あとは自分のノリを信じるだけ。途中でどれだけ面白いことを思いつけるか、それを信じきっている。〝勇者ヨシヒコ〟の台本なら2時間くらいで書けますよ

仲川:え〜! すごいですね

福田:「ここで面白いことを言わせたい」というポイントさえあれば、あとは流れに任せる感覚です

仲川:なるほど。俳優さんたちも自由に演技をしている雰囲気が伝わってきて、どの作品でもいつも楽しそうだな〜って思っています

福田:映画の現場って、撮影部、照明部、録音部といった部署があって、俳優は〝俳優部〟と呼ばれるんですよ。つまり、ひとつの映画をつくるための一部署に過ぎないということですね。だから俳優さんも「自分の仕事は自分で考えてほしい」というスタンスでいます。衣装合わせのときも、役作りについて長時間話す監督もいるらしいですが、僕は衣装を着たら「お疲れさまでした! 楽しみにしています」と言って帰る(笑)

仲川:ある意味、プレッシャー感じてしまいますね……

福田:そうですね。ある種の怖さもあると思いますよ。でも俳優って自分を表現する仕事じゃないですか。細かく指示するよりも自由にやってもらった方が、こちらにも新しい発見がある。「自分のイメージと全然違うけど、こっちの方が面白いな」と思うことも……。それってすごく嬉しいことですよね

仲川:1人で考えるより、みんなで考えた方が面白いですもんね

福田:本当にそうなんですよ。実際、映画『SAKAMOTO DAYS』(2026年4月29日公開予定)で主演を務めている目黒 蓮くんも「このシーン、こうした方が面白くないですか?」と積極的に提案してくれました。そういうのを嫌がる監督もいますけど、僕はむしろ「なるほど、じゃあそれでやろうか」と受け入れるタイプですね

 

ファンからの情報量がすごすぎる…
その熱量に驚いた。

―公開を間近に控えた映画『SAKAMOTO DAYS』についてもお伺いしたいのですが、主演の目黒蓮さんは、もともと福田さんがファンだったそうですね?

福田:そうなんですよ。きっかけは目黒くん主演のTVドラマ『海のはじまり』でした。演技が上手いのはもちろんなんですが、それ以上に〝ずっと見ていたい〟と思わせる存在だった。この感覚は木村拓哉さん以来かもしれません。それをSNSに書いたら、Snow Manのファンの方たちがたくさん情報を教えてくれて。「監督、これ観てください!」って(笑)。そこから一気に出演作を観ましたね

仲川:そこから映画のオファーに繋がったんですか?

福田:プロデューサーが声をかけてくれたんですが、まさか本当に受けてくれるとは思っていなくて。「目黒さん、主演やってくれそうですがどうでしょう?」とLINEが来たときは「ぜひお願いします!」という感じでした

仲川:目黒さんが演じる伝説の殺し屋・坂本太郎は、かなり太ったキャラクターですよね?

福田:毎日4時間ほどかけて特殊メイクをしてもらっていました。その状態でしっかりアクションもこなせて、さらに痩せたときには圧倒的にカッコいい。その条件を満たすのはもう目黒くんしかいないと思いましたね。本当に受けてくれてよかった!

仲川:公開が楽しみです!

福田:ぜひ、FRUITS ZIPPERのまわりの方にも宣伝しておいてください(笑)

仲川:もちろん(笑)

 

映画好きのるなぴは、福田監督の話を聞くうちにすっかりゾーン入り。気づけば予定していた以上に深く、濃い時間になっていました。るなぴの福田組入りは実現するのか? その時は『Fine』と『Fine Online』でもその現場を追いかけたいと思います!

撮影の舞台裏をたっぷりお届けしているFine Online連載は、毎月1日更新。誌面では見えないリアルな空気感や、ちょっとしたこぼれ話まで楽しめます。本誌とあわせてチェックすれば、面白さもぐっと倍増するはず。

Fine Online連載・第8回は、5月1日公開予定。引き続きお楽しみに!

 

 

<INFORMATION>
映画『SAKAMOTO DAYS』
4月29日(水・祝)全国公開!

漫画家・鈴木祐斗が手がけた「SAKAMOTO DAYS」(サカモトデイズ)を福田雄一監督が実写映画化。恋に落ちたことをきっかけに殺し屋を引退し、家族と平和な日常を過ごす坂本太郎(目黒蓮)を主人公にしたアクションエンタテインメント。かつての面影がないほどに太った坂本に10億円の懸賞金が掛けられたことで、平穏な日々は一変し、世界中から刺客が集結。かつての部下でありエスパー能力を持つシン(高橋文哉)とともに、家族と日常を守るため、再び戦いに身を投じていく。

 

Ⓒ鈴木祐斗/集英社 Ⓒ2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会

 

<PROFILE>
仲川瑠夏/LUNA NAKAGAWA
1997年7月3日生まれ。「原宿から世界へ」をコンセプトに活動する女性アイドルグループ、FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)のメンバー。愛称は〝るなぴ〟。担当カラーは紫。趣味は映画鑑賞、フイルムカメラ、サーフィン。圧倒的な歌唱力でグループのパフォーマンスに欠かせない存在

福田雄一/YUICHI FUKUDA
劇団「ブラボーカンパニー」座長。舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍し、独自の笑いとセンスで〝勇者ヨシヒコ〟シリーズや『今日から俺は!!』、『銀魂』など、ヒット作を多数手がけるコメディの奇才。2026年4月29日公開の映画『SAKAMOTO DAYS』では脚本・監督を務める


edit&text:Sonomi Takeo 

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