朝霧JAM 2025、富士山麓でキャンプと音楽を楽しむ2日間。

朝霧JAM 2025が10月18日(土)と19日(日)の2日間、静岡県富士宮市の朝霧アリーナとふもとっぱらで開催される。開場とキャンプインは18日10:00から、終演は19日20:00。標高約830mに位置する会場は朝晩の冷え込みが厳しく、都市型フェスと比べて準備が欠かせない。2001年にキャンプインを前提とした国内でも珍しいスタイルでスタートしたこのフェス。富士山を背景に音楽を聴き、テントに戻って過ごす。そうした往復そのものが体験になるのが朝霧JAMだ。

誰が出る? 海外と国内の注目アーティスト。

今年の海外勢は多彩だ。たとえばHIATUS KAIYOTEはグラミーにノミネートされた実績を持ち、ジャズやソウルをベースに複雑なリズムを展開するメルボルン発のバンド。緻密なアレンジとグルーヴ感が特徴。ANGIE McMAHONはギターと歌に焦点を絞ったシンプルで力強いスタイルを持ち、GLASS BEAMSはサイケデリックな旋律とモダンなリズムで独自の世界観を作り上げる。ANNIE & THE CALDWELLS、DJ SPINNA、ANTHONY NAPLES、PEARL & THE OYSTERSといった個性派も並び、海外勢だけでも十分にバラエティがある。

国内アーティストも充実している。YOGEE NEW WAVESやD.A.N.といった都会的なサウンドを持つバンドから、BIALYSTOCKSやんoonといった新世代のインディ勢までが登場。フェスの定番としてYOUR SONG IS GOODやZAZEN BOYSも控え、竹原ピストル、柴田聡子(BAND SET)、田島貴男(Original Love)といったシンガーソングライターも揃う。さらにJONAH YANOやFULLHOUSEといった国内外を行き来するアーティストも含まれ、広がりのあるラインナップになった。

クローシングは忌野清志郎デビュー55周年と朝霧JAM25周年を記念するトリビュートバンド 「ROCK’N’ROLL DREAMERS」。このスペシャルバンドは忌野清志郎をリスペクトするアーティストとゲストボーカルが特別ステージを披露する企画で、朝霧JAMでは初めてのトリビュート企画で、フェスの最後を象徴的に締めくくる。

HIATUS KAIYOTE
GLASS BEAMS
ANGIE McMAHON
ANTHONY NAPLES

テントはどこに張る? キャンプサイトと装備の選び方。

朝霧JAMはキャンプインが魅了のため、宿泊スタイルの選択が体験の質を大きく左右する。

CAMP SITE Aはステージに最も近く、18日10:00から19日20:00まで利用できる。音に浸りたい人には最適だが、火器が使えないため調理はできない。CAMP SITE Bは18日10:00から20日11:00まで利用可能で、静かな環境で過ごしたい人に向いている。焚き火や炊事が可能で、アウトドア体験を重視する層に人気だ。また、富士山を一望しながら ととのえる、サウナエリア「サウナ・サンセット」も魅力的。キャンプサイトB内で実施されるので、水着を持参していこう!

ふもとっぱらオートキャンプは18日10:00から20日10:00まで利用でき、車を横付けできるのが大きな利点。荷物が多い人やファミリーにはこちらが安心だ。雄大な富士山を望むロケーションの中、車を停めてそのままキャンプが楽しめる! 会場までは約10分、無料シャトルバスで移動しよう。

詳細はこちら
https://asagirijam.jp/areamap/fumotoppara.html

また、キャンプに不安がある人には、交通手段・ルート別選べる3施設の宿泊プランもあり!オフィシャルツアーセンターでチェック!

詳細はこちら
https://www3.collaborationtours.com/asagiri/

持ち物は必須のテント、寝袋、マットに加え、防寒具とレインウエアが欠かせない。夜は気温が一桁台になることもあり、中綿入りジャケットや厚手の靴下は必須。昼間との寒暖差に備え、重ね着できる服を準備しておくと安心だ。照明器具やモバイルバッテリーも必需品。夜は真っ暗になるため、ランタンやヘッドライトを複数持っていくのが望ましい。

会場までどう行く? バスと車のアクセス事情。

新幹線を利用する場合は新富士駅、在来線なら富士駅が最寄りとなる。ただし駅から会場までは公共交通がなく、オフィシャルのアクセスバスを予約する必要がある。首都圏からは新宿、上野、横浜、大宮など複数の発着地から直行バスが運行される。予約の締切は10月14日正午。直前には満席になる可能性が高いため、早めの手配が必要だ。

車で行く場合は駐車券が必須。場内、ふもとっぱら、場外駐車場に分かれており、ふもとっぱらと場外からは無料シャトルで会場へ移動する。所要時間はおよそ10分。シャトルは18日が10:00〜23:00、19日が9:00〜20:30まで運行される。終演直後は混雑するため、撤収を急がず余裕を持って行動するのが現実的だ。(※場内駐車券は完売)

大きな荷物は宅配便で会場に送ることもできる。ヤマト運輸の利用に限り、テントや寝袋を現地で受け取れるため、移動を身軽にできる。受け取りや発送が可能なので、行き帰りの負担を大きく減らせる手段だ。

どのチケットを買う? 種類と注意点を整理。

チケットは2日通し券が25,000円(税込)、1日券が15,000円(税込)。Under18向けに通し券8,000円、1日券5,000円の設定があり、12歳以下は保護者同伴で無料だ。入場時には身分証の確認が行われるため、顔写真付き証明書を必ず持参すること。

キャンプ泊が可能なのは2日通し券とUnder18通し券のみ。1日券では日帰り参加となる。リストバンドの交換は18日10:00〜23:00、19日9:00〜19:00の間で行われる。時間を過ぎると交換できないため、計画的に到着時間を調整しておく必要がある。

準備を整えて楽しむ2日間!

朝霧JAM 2025は、富士山麓でキャンプと音楽を同時に楽しめる貴重なフェスだ。出演者は海外・国内から幅広く集まり、クロージングは忌野清志郎 ROCK’N’ROLL DREAMERS。キャンプサイトの選び方や装備の準備が体験の快適さを決める。アクセスやチケットの条件も事前に押さえておけば、当日の動きはスムーズになる。都市型フェスでは得られない時間の流れがここにはある。しっかり準備を整えて、自然と音楽に包まれる2日間を楽しんでほしい。

 

朝霧JAM’25 オフィシャルサイトはこちら


写真/Ⓒ 宇宙大使☆スター

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