70 年代のクラシックなボードを愛するサーファーたちは、ファッションへのこだわりもひとしお。その大半は、着こなしのどこかにヴィンテージアイテムをさりげなく取り入れているようだ。なかでも、こだわりすぎて、ひとつのジャンル、ブランドに特化した3人の収集家たちをキャッチ。彼らはどんなものを所有しているのか、チェック!
洋服のみならず、バッグまでもミリタリーで。
ブランドン・ワイズさん
フォトグラファーとして活躍中にハット作りに興じ、7年前にハットブランドのザ・ワイズハッターをヴェニスのアボットキニー通りにオープン。家柄、ミリタリーアイテムに囲まれ育ち、現在もジャケットやバッグはミリタリーものを多く所有する。また、ギターやバイク、サーフボードなどもヴィンテージのものを好む。HP:www.thewisehatter.com instagram:@thewisehatter
50年代のアメリカ製アーミーシャツとエアフォースジャケットに加え、映画『トップガン』で一躍脚光を浴びたG-1(アメリカ海軍のフライトジャケット)も所持している
右上:米軍で使用されていた巾着バッグは、ローズボウルのフリーマーケットで見つけた 右下:手提げバッグはロングビーチのスワップミートで入手した戦利品 左:収納力抜群のバケツ型。ミリタリーストアで一目惚れして購入した
右:70年代に使用された肌触りのよいエアフォースシャツ。状態がよく、プレスもしっかり効いている 左:1950年代初期に生産されていたというミリタリーシャツ。男らしいダークな色合いも、ヴィンテージの雰囲気を倍増させてくれる
ラルフ ローレン偏愛家は一味違うコレクション。
リッチ・ワンさん
靴デザイナー、クリエイティブコンサルタント、アーティストなどマルチに活躍。シューズブランド、ASIFの新作を発表したばかり。10代でブレイクダンスやグラフィティを始めたころから、ポロ ラルフ ローレンやパロディー系を収集している。HP asifuture.com
50枚ほどのコレクションから厳選。1番右:ロゴが効果的な黒デニムのベースボールジャケット。 右から2番目:同じくベースボールジャケットだがクラシックな色とデザインがレア。 真ん中:チャイニーズなデザインがインパクト大だ。 左から2番目:光沢感のあるサテン生地が魅力的。 1番左:ミリタリージャケットは、自らパッチをアレンジしたオリジナル
右:空軍シャツがモデルのハーフスリーブシャツ&ハット 左:’40sのA2ジャケットに影響されたポロのレザージャケットはかなりのレアもの
ヴァンズコレクターはもちろん本場にも。
ジェイ・ブラザーさん
クラシックボードに多大な影響を受け、ジョエル・チューダーを起用して『アドリフト』などのサーフフィルムを制作。ボードシェイパーとしても活動をしている。定番から限定品まで幅広く収集しており、インソールにもヴァンズを使うこだわりっぷり。instagram:@jbrotherdotcom
\履いているのはこのモデル!/
ミッキーマウス、ドナルドダック、グーフィー、プルートがそれぞれ大きくプリントされたヴァンズ スケートハイは、マニア受けするリミテッドアイテム。彼女とのデートなど、特別な日に着用しているという
右奥:アーティストのグレッグ・ガリンスキーとコラボしたスケート ハイ。ホワイトベースに、彼らしいユニークなグラフィックがあしらわれた1足だ。 左:海っぽさ満載のネイビー&ブルーが爽やか。 手前:遊び心のあるカモフラ柄があしらわれたオールドスクール。この配色は男心くすぐる
上:スケートハイの中でも黒は何足も履きつぶしたという彼の定番。 真ん中:サーファー御用達のチェッカーフラッグはエラ プロで所持 下:黒スウェードとの切り替えが特徴のオールドスクール。こちらもチェッカーフラッグで
写真/ガル・コスタス 文/高橋百々