たまに洋服を褒められたときに、とりわけエピソードがないと気まずい雰囲気にならないか? 些細な時間だけど、あの空気がけっこう耐えられない。日本人のサガかな。
そんなときのために、“話のタネになるアイテム”を用意しておこうじゃないか。前回に引き続き、「話のタネになるTシャツ」をテーマにフリークス ストアのプレス・片岡佑太さんが登場。第2回は、かる〜くSW(=スター・ウォーズ)についてだべる。
第1回:【#今週のネタT】ポップでキャッチーなTシャツって一目惚れしやすい。
https://fineonline.jp/fashion/post-11996/
――オンラインストアを見たら、ミュージックTシャツだったり、ムービーTをけっこうやってるんですね。
バンドTシャツは、ニルヴァーナ、ダイナソーJr.など、90年代のオルタナティブロックにフィーチャーして企画としてやっていて。映画に関しては、版権を得てオリジナルネームでやっている感じです。
――映画でいえば、フリークスムービーもやっていますよね。
よくぞ触れていただきました。デイトナの映画配給/宣伝レーベルで、昨年の2023年にスタートした事業で。配給作品第1弾は『ヘル・レイザー』。(フリークス ストア渋谷に隣接する)オープンスタジオでポップアップをやったときは、ピンヘッドをプリントしたTシャツを作って、けっこう好評だったんですよ。
――当時、ふらっとお店の前を通りかかったときに、ピンヘッドのビラがたくさん貼ってあって。『ヘル・レイザー』……今?って思った記憶がある。
配給作品のセレクトは、ディレクターがやっていて、僕も呆気にとられましたよ。今では、作品数も増えて、Fineさんだと『エンドレス・サマー』の4Kリマスターもうちで扱っていますよ。
――で、ついに『スター・ウォーズ』も、ってこと?
それはないです(笑)。しっかりディズニーさんから版権を得て、作りました。
――『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』ですね。
いろんなアパレルショップで、やっていると思うんですけど、とりあえずエピソード1のポスターを大きくフロントに。まず、内容云々関係なく、画としてかっこいいですよね。
――いつ見てもかっこいいポスター。これを見たとき、衝撃的だったんですよ。見えざる脅威(=ファントム・メナス)という副題にぴったりだなと。この影ね。
そうなんですよ。このTシャツを制作するにあたってSWを初めて観たんですよ。それまで作品だったり、キャラクターのことは知っていたんですけど、ストーリーはからっきしで。知ってます? SWって、エピソード4からなんですよ?
――上映順は4→6、1→3で、ストーリー自体は1→6というね。なんでエピソード4からっていうのは、映像技術だったり、エピソード4は1番引きがあるとか、いろんな説があるらしい。
そうなんですね。たしかに、旧三部作から新三部作で映像技術の進歩は如実。
――エピソード4と1で20年の間があるから、差は出ちゃいますよね。
で、今年がそのエピソード1が上映されてから、25周年という。
――そっか。GWに4Kで特別上映するみたいなニュースを観た気がします。
さらに、このポスターだけでなく、見慣れたパッケージのものだったり、R2-D2だったり、アナキンの寄りバージョンも展開しているんですよ。
――やっぱりアナキンかわいいね。それよりついこの間、クワイ=ガン・ジンがリーアム・ニーソンだったことに驚いたのよ。
ナタリー・ポートマンとか、サミュエル・L・ジャクソンとか、今思うとSWって名俳優ばかりなんですよね。ただ、それが気にならないくらいの世界観。そこも、すごいところ。
――さらに最近、ディズニープラスで「スター・ウォーズ:アコライト」の配信が始まって。まだ観れていないですけど、かなりSWファンからも好評みたい。
来年の2025年4月にはスター・ウォーズ セレブレーションが17年ぶりとかに日本でやるとかで、かなり旬なネタです。
――ちなみに、ちゃんとスピンオフまで観ています? ハン・ソロとか、ローグ・ワンなどなど。
触れちゃいます? 実はまだ観れていないんですよ。正確に言うと、あえて観ないでいる、という感じですけどね。
――ズルいね。そもそもディズニープラスは契約してるの?
……。
――えー、みなさん、ディズニープラスの契約をよろしくお願いします。スタンダードプランは月額990円とのことです。
次回、暑い、暑すぎる。夏の救世主、その機能素材の名は○○○○○○です。