作中に登場する曲に込められたメッセージを感じ取れば、物語の理解がぐっと深まるかも? Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス」を視聴済みの人も、音楽に注目してもう一度作品を見返してみよう!
音楽がホーキンスと
キャラクターの命を救う!?
物語に登場する曲の中には、その後の展開を左右する〝キーソング〟なるものが存在する。ここでは必ず押さえてほしい重要な曲をピックアップしてみたよ。ストレンジャー・シングスでは、ヘッドフォンやラジカセといった音楽を楽しむアイテムが随所に登場。音楽がキャラクターの個性や心情、物語の展開に寄り添い、作品の世界観をより豊かにしている。
失踪したウィルが
生存のサインとして流した1曲。
| Should I Stay or Should I Go(Remastered) ザ・クラッシュ パンクロックバンド〝ザ・クラッシュ〟の代表曲。明るいテンポの曲調で、〝留まるべきか、去るべきか〟という葛藤をテーマに歌った曲だ。 |
シーズン1では、ウィル・バイヤーズが裏側の世界へ失踪してしまう。この時点では裏側の世界の存在が知られておらず、捜索は難航。ウィルは自分の生存を伝えるため、裏側の世界から家にあるラジカセを使って流したのがこの曲だ。彼のお気に入りであるこの曲を耳にした母・ジョイスは、彼の存在を感じ、危険が迫るこの家に留まって彼を探すことを決める。

緊迫の場面で歌った愛のデュエットが
仲間の命を救う!?
| Never Ending Story リマール映画『ネバーエンディング・ストーリー』の大ヒット主題歌。曲名のとおり〝終わりのない物語〟を表現したファンタジックで夢見心地なメロディだ。 |
シーズン3の山場を迎えたファンから絶大な支持を受けているシーン。ロシア基地でゲートを閉じるためのコードが必要になり、ダスティンは頭脳明晰な恋人のスージーに助けを求める。しかし彼女が答える代わりに提示した条件は、この曲を一緒に歌うこと。緊迫した状況の中で歌う羽目になり、彼の黒歴史となったものの、このデュエットが仲間を助け、物語を次の章へと繋ぐことに。

逃げずに挑む
エディ渾身のメタルサウンド!
| Master Of Puppets メタリカ〝操られる苦悩〟が題材の曲。圧倒的なスピード感と重厚なギターリフが特徴で、ヘヴィメタルを象徴する名曲のひとつとして現在も語り継がれている。 |
シーズン4の最終話。エディは仲間のために囮役を買って出て、大量のデモバットを引きつけるべくこの曲をかき鳴らす。操られる苦悩を歌う1曲は、ヴェクナの支配が迫る状況と重なり、本シーズンを通じて抱えてきたエディの苦悩やヴェクナへ対抗する精神ともリンクする。彼の人生で最もヘヴィメタルだったこの演奏が仲間の命を救った。

理解し合うのは困難。
それでも仲間は決して諦めない!
| Running Up That Hill ケイト・ブッシュ〝もし神と取引できるなら、あなたと私の立場を入れ替えてほしい。そうすればもっと相手を理解できるのに〟という切実な想いを歌った名曲。 |
シーズン4では誰にも打ち明けられない苦悩を抱えたマックスの弱みに付け込んだヴェクナが、彼女を裏側の世界へ引きずり込む。絶体絶命の瞬間に、仲間たちが彼女に聴かせたのがこの曲。音楽をきっかけに楽しかった日々の記憶がよみがえり、裏側の世界からの出口が現れる。仲間との大切な思い出が、彼女を現実へと引き戻したのだ。

edit&text : Shoko Etchuya

















