挑戦者たちが実践している5つのMyルール。Part2

己のルールがあってこそ貫けるものがある。強い信念を胸に挑戦を続ける9人に、5つの大切にしている自分ルールを聞いてみた。2回目は元プロボクサーの焙煎士、フードクリエイター、陶芸家というバラエティに富んだ3人が登場。彼らの生き方を参考にして、あなたの人生を見つめ直す機会に!

 

焙煎士・石井康雄 の場合

元プロボクサー。現在は「リーブス コーヒー ロースターズ」オーナー。20年以上飲食店のキャリアを積み、数々の飲食店経営やディレクション、コンサルタントを経験。世界一のブリュワーを目指している。

座右の銘は「現状維持は衰退」。クオリティを探究し、まだ見ぬ未知なる自分に出会うことが、石井さんの原動力につながっている。「会社の目標は『100年企業』にすること。そこに近づくための、Myルールを大切にしています」。また、カラダのととのえも欠かさない。「8年前からグルテンフリーの食事を始めました」。これも目標達成への挑戦のため。日々の継続が、ネクストレベルへの道となる。

 

Yasuo Ishii’s 5 rules

1. クオリティファースト。
品質が最優先。さらなる高みを追求することがブランドの信頼につながる。

2. 健康が1番カッコいい。
何をするにも健康でないとクオリティを保てない。

3. 謙虚な気持ちと感謝の心で。
挨拶で始まり、挨拶で終わるのが自分ルール。

4. 定期的に神社に参拝する。
神社で日々の感謝の気持ちを伝えることで心をととのえる。

5. 言霊を大切にする。
口から発するものはよくも悪くも現実になる。普段からポジティブな言動を意識。

 

彼にとってのNext Challengeは?
「ブリュワーズチャンピオンシップ」で日本一になり、世界大会で優勝することが目標。

 

以前はコーヒーが苦手だった石井さん。知人からもらったコーヒーのおいしさに衝撃を受け、コーヒーの世界へ

 

神社参拝はなるべく縁起のよい日時を選ぶ

 

 

フードクリエイター・寺井幸也 の場合

大手企業やイベントケータリングを数多く手掛けるほか、撮影のフードスタイリングやレシピ提供など、「食」を起点に幅広く活動中。現在は企業と提携して、食まわりのサステナブル活動にも注力している。

彩り豊かな料理で注目を集めた寺井さん。「ブレない自分」を持っているからこそ、人とのコミュニケーションは欠かさない。「自分軸は必要。でも、自己満になってはならないので、まわりの人たちの意見もたくさん聞きます。相手との掛け合わせがあってこそ、本当にいいものが生まれると思うので。とはいえ相手の求めるものに合わせ過ぎてもよくないため、譲れないこだわりは持っておくことが大事ですね」

 

Yukiya Terai’s 5 rules

1. 人とのつながりを大切にする。
どんなモノ・コトの先にも必ず人がいることを忘れない。

2. 自分自身のブランディングを崩さない。
自分のスタイルを守ることも仕事のひとつ。

3. 尊敬する人を持ち続ける。
尊敬できる相手の意見をしっかり聞くことが、自分の成長につながる。

4. 目に見えないものを大切にする。
呼吸、香り、季節、想いや気持ちなど、目に見えないものを感じる力を大切に。

5. 現状に満足しない。
よりよい自分、環境になるために足を止めずに前へ進む。

 

彼にとってのNext Challengeは?
新しいケータリングの拠点やブランドを作る。また、海外に日本の文化を届けたい。

尊敬できる仲間たちとの食事会は定期的に行う。「おいしいものを一緒に食べながら、とことん会話する時間が至福であり、視座を高める時間にもなる」

 

陶芸家/茶人・山田翔太 の場合

届ける伝道師。10 代から独学で陶芸を始め、その後、遠州流茶道にて茶の湯の世界も学ぶ。日本の美意識を伝える「みたて茶会」ほか、海外でも作品の個展や茶会を通して日本文化を世界に伝える活動を行っている

10 代から独学で陶芸を始め、その後、遠州流茶道にて茶の湯の世界も学ぶ。日本の美意識を伝える「みたて茶会」ほか、海外でも作品の個展や茶会を通して日本文化を世界に伝える活動を行っている。

 

Shota Yamada’s 5 rules

1. 朝の一服と祈りは欠かさない。
茶を点て、祈りをすると心が落ち着き、欲や執着が軽くなってくる。

2. 感覚や心地よさを優先する。
何事も選択するときは直感で。

3. 人とのセッションを大事にする。
一期一会の精神。人との会話=セッションで起こる瞬間的なエナジーを大切にする。

4. 想像力を働かせる。
与えられた情報ではなく、自分の「想像=みたて」を大事に。

5. 「夢」を大切にする。
眠っている時の「夢」を大切にすることで、自己理解につながる。

 

彼にとってのNext Challengeは?
エベレストなど世界の美しい景観での茶会。世界に「みたて」の思想を広げる。

 

斬新な世界観で人々を魅了。山田さんならではの「道」

 

朝の一服というルーティンがあることで、マインドフルネスな時間を作れるそうだ

edit & text : Sonomi Takeo

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