「哀愁を感じるロックから、ずっと聴き続けているソウルミュージック」芸人・ケンドーコバヤシの2023年をSpotifyまとめとともに振り返る。

オーディオストリーミングサービスSpotifyが、例年、年末に公開する「Spotifyまとめ」。

2023年によく聴いた曲を集めた自分だけのプレイリスト「My Top Songs 2023」では、この1年でどんな音楽を聴いたか、振り返ることができる。

Fine Onlineではアーティストや編集者、サーファー、モデルなど、各業界のキーパーソンにSpotifyまとめから今年1年を振り返ってもらった。

 

第17回目は、芸人のケンドーコバヤシが登場。

お笑いを中心に、多方面で活躍する彼は、2023年、どんな音楽を聴き、どんな日々を過ごしていたのだろうか。

1993年にデビュー。コンビで活動後、2000年にピン芸人として活動。「アメトーーク!」や「人志松本のすべらない話」をきっかけに知名度を獲得し、俳優など多方面で活躍中。趣味はプロレス・格闘技観戦、マンガ。

トップアーティスト

昨年聴いた音楽を振り返ると、おとぼけビ〜バ〜はよく聴きましたね。歌詞が昭和歌謡に通じる哀愁があって、でも曲は疾走感があって、そのギャップが良いんですよね。

あとは、クール・アンド・ザ・ギャング『ジャングル・ブギー』と、ボビー・ウーマック『110番街交差点』ですね。どちらもタランティーノの映画に使われていたんですよね。よく聴くようになったきっかけは、その道の通が集まるソウルバーに行った際に、遠くの席から順番に曲をリクエストをする流れになって。

内心ドキドキですよね。「こんなに通が多い中で俺は何を選曲したらええねん」と。それで、自分が知っているソウルをどうにか振り絞って、この2曲をリクエストしたらその場にいたお客さんが「こいつは知ってるぞ」という雰囲気で迎えてくれて「耐えた〜」と。それをきっかけにソウルやファンク、ディスコを聴くようになりました。

トップソング

薬師丸ひろ子さんの『あなたを・もっと・知りたくて』。結局これが一番好きなんですよね。歌詞がもうかわいくて。今では成立しないけど、家電の時代ですよね。電話かけて、怖くなって、「8つ数えて切った」という歌詞とか「受話器を耳に眠りこんでた」とか、いいですよね。「いまなにしてるの いま何処にいるの そして愛してる人は誰ですか」っていうのが知りたい、この切ない気持ちもいいですよね。

でね、この曲は「もしもし 私 誰だかわかる?」って語りが入るんですよ。そこが最高! いや〜結局僕は薬師丸ひろ子さんが好きなんですよね。

実はBTSをはじめて聴いたのは今年でね。『Dynamite』をはじめて聴いたときに、「なんちゅう完成度の曲だ」と感動して、周りに「この曲、知ってるか?」と聞いたら、「何年前の話してんねん」とツッコまれて。俺はどんだけ流行に疎いんだと思いましたよね。だから来年は流行りに敏感に、いろんな曲と出会いたいですね。

 

今年は入院したり、小指の靭帯が切れたり、足の腱を痛めてしまったり、遅れてきた厄年っていうんですかね。とにかく怪我がつきなかったんですよ。まあその入院のおかげでダイエットにはじめて成功したのはあるんですけどね(笑)。だから来年は健康第一にいたいですよね。

仕事面では、最近ただ飲んで、ビジネスホテルに泊まるって番組を持たせていただいたりして、「こんな楽しい仕事させてもらっていいんですか」ってぐらいで。好きなことを好きなだけできる番組が増えていったらいいなと思いますね。

Information

ケンドーコバヤシがMCを務める番組が配信決定!
「ウソカマジカ」

配信開始日:2024年1月23日(火) Leminoにて全話広告付き無料配信
MC:ケンドーコバヤシ
プレイヤー7名:順次公開予定
番組概要:
MC ケンドーコバヤシのトークバラエティ!芸人7人が爆笑エピソードトークを披露!しかし、その内1人は“ウソ”を話していた!楽しいトークが一転、究極の心理戦がスタート。ウソつきを追い出し、最後まで勝ち残るのは果たして…?


写真/丸益功紀(BOIL) 文/高山 諒

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