お気に入りのスニーカーを蘇らせてみた!

見た目といい、履き心地といい、クッション性といい、あまりに自分好みゆえに、一生履き続けたいと思うスニーカーが1足はあるだろう。とはいえ履くのが週に1度だとしても、ソールは劣化しいずれは履き潰すこととなる……。買い替えるのもひとつの手だけれど、それが2次流通市場でさえ出まわらない、廃盤モデルだとしたら? 

 

ヴィブラムって何?
八角形の黄色いロゴでおなじみのアウトソールメーカー。1937年のイタリアで創業し、元々は登山靴用アウトソール作りからはじまった。その後、北米進出の成功からワークブーツ市場にも支持され躍進。以降はスポーツシューズ、最近ではファッションシューズにも多く採用されている。

 

ヴィブラムの世界観を体験できるイベント「ヴィブラム シューズ リペア ポップアップ」が、不定期ながら各地で開催されている。

 

ブランドの歴史に触れられる特設ブースでは、豊富なデザインを揃えるさまざまなソールの展示や、ヴィブラムのグリップ力を実際に体験できる専用装置を設置。世界中で高品質なシューズに採用されるヴィブラムソールの魅力や、シューズリペアの大切さを体感できる内容となっている。

 

まるでブーツのように
ソールを張り替える。

スニーカーもブーツのようにソールの張り替えが気軽にできたら……。そんな思いを叶えるプロジェクトをヴィブラムが手掛けている。「#リペア イフ ユー ケア」というプロジェクトを通じて、履き潰して捨てられるはずだったシューズの再利用やカスタマイズを推奨。製品のライフサイクルを可能な限り延ばす取り組みを呼びかけている。

その一環として行われている「ヴィブラム シューズ リペア ポップアップ」では、プロの職人によるシューズのリペア・カスタマイズオーダーを受付。リペア、リソールしたいシューズのデザインや用途に合わせて、知識と経験豊かな専門の職人が最適な組み合わせを提案してくれる。

 

お気に入りスニーカーを
蘇らせてみる。

ということで早速オーダー。今回頼んだのは10年に渡り履き込んだのち、シューズクローゼットに2〜3年放置してしまったニューバランスの993。ご覧のとおりミッドソールに加水分解が進んでいて、アウトソールも溝がすっかりなくなっていた。その結果やいかに?

 

 

リペアオーダーでソールを張り替えてみたのがこちら。アッパーとのなじみもよく、見た目も非常にキレイに。ソールとして選んだのは、ヴィブラム自慢の性能を誇る「メガグリップ」を擁するNo.893 オーガスト。

 

ボロボロだったソールをまるっと張り替えるため、なじみのスニーカーをまた履ける喜びがひしひしと感じられるはず。

 

選ぶソールによって価格と納期は異なるが、ソールリペアのオーダーは1万2000円〜。納期は約2週間ほどだ。

こうしたリペアオーダーを受けつけてくれる「ヴィブラム シューズ リペア ポップアップ」は、不定期ながら今後も積極的に開催する予定なんだとか。シューズクローゼットに眠っているお気に入りの1足を、このイベントをきっかけに蘇らせてみては?

【問い合わせ先】
ヴィヴラムジャパン
HP:vibram-jp.com/
Insta:www.instagram.com/vibram_japan/


text:Yuta Yagi

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