45mm径のビッグフェイスでシンプルコーデに味付けを!

夏は重ね着をしない分、シンプルな服装に落ち着く。サングラスやリング、バングルなどはもちろん、時計も一緒に遊んでみてはどうだろうか。ここ最近、小ぶりな時計をサラッと合わせるのが主流だが、夏は大型ケースをアクセサリー的に楽しむのもいいかもしれない。

ブライトリングのアベンジャー

2001年にデビューしたアベンジャーは、パイロットウォッチの伝統を継承し、計器のようなシンプル表示と武骨なデザインが特徴だ。この“アベンジャー B01 クロノグラフ45”は、屈強な外観通り、耐衝撃性を備える。ケースも大型のため、グローブを着用した状態でもベゼルやリュウズの操作が可能だ。自社製ムーブメントのキャリバー01を搭載する。自動巻き、SSケース&ブレス、ケース径45mm、300m防水。ブティック限定モデル。世界限定500本。97万3500円/ブライトリング(ブライトリング・ジャパン)

耐衝撃性に長けた武骨な外観に加え、
コレクション初のキャリバー01を搭載。

腕時計をアクセサリー的にも楽しみたいなら、ケースサイズは重要だ。あまりにも大きいと手首からはみ出してしまい、不格好に見えてしまう。腕時計と名乗るからには、人体との適切なバランスがあり、手首にフィットする最大のケース径は45mm前後のことが多い。このサイズは時計の顔であるダイヤルが大きいことから、ビッグフェイスと呼ばれている。

ブライトリングはプロフェッショナルのための計器をスローガンに掲げている。なかでも、アベンジャーコレクションは、多くの飛行士から愛されてきた同社のパイロットウォッチの歴史と伝統を受け継ぐもの。この〝アベンジャー B01 クロノグラフ45〟の45mmというケースは、ただ単に大きいというわけではない。衝撃から繊細なムーブメントを守り、経過時間を計測するベゼルを操作しやすくするための意味あるサイズで、視認性を高める機能的な理由がある。あくまでプロフェッショナルが求める必要に応じた結果のビッグフェイス。だからこそ、本物の計器としての迫力があるのだ。

こういう本気の時計は、日焼けした男らしい手元にこそ映える。Tシャツ+デニムのシンプルなスタイルに合わせるだけでも、サマになる大人のツールウォッチだ。

DETAIL-ディテール-

読み取りやすいアラビア数字を使ったインデックスは、ミリタリー色が強いステンシル書体を使ってインパクトを大に
 

ケースの大きさに合わせて、リュウズやプッシュボタンも大型化。滑り止めの刻みが迫力を加える
 

ケースの厚みは、15.7mmという堂々たるもの。ずっしりとした重みもあり、手元でしっかり主張してくれるはず
 

シースルーバックからは、自社製のキャリバー01を観賞可能。高精度の証しであるCOSC認定クロノメーターを取得しているだけでなく、メンテナンスにも優れた高性能のムーブメントを採用

同コレクションには、ほかにもこんなモデルがある!

サテン&ポリッシュのケースにカーキグリーンのダイヤルとストラップを組み合わせた“アベンジャー オートマチック43”は、ブライトリングオンラインブティックで限定販売。自動巻き、SSケース、レザーストラップ、ケース径43mm、300m防水。47万3000円(ブライトリング・ジャパン)
 

“アベンジャー クロノグラフ 45 ナイトミッション”は、軽くて頑強なチタンケースを採用。表面にダイヤモンドに匹敵する硬化被膜DLC処理を施す。自動巻き、チタンケース、レザーストラップ、ケース径45mm、300m防水。74万8000円(ブライトリング・ジャパン)
 

アンスラサイト色のダイヤルを用いた“アベンジャー B01 クロノグラフ45”。自動巻き、SSケース&ブレス、ケース径45mm、300m防水。ブティック限定モデル。世界限定500本。97万3500円/(ブライトリング・ジャパン)

〈お問い合わせ先〉
ブライトリング・ジャパン
03・3436・0011


エドックスのクロノオフショア1

いかなる状況でも正確に時を刻むために、タフウォッチを作り続けているエドックス。新作の“クロノオフショア1 クロノグラフ”はクオーツムーブメントを使ったダイバーズクロノグラフで、防水性能は驚異的な1000m。また、アプライドのバーインデックスとドットインデックスを採用し、さらには分針の先端をオレンジにあしらっている。これにより深海でも視認性を確保しているのだ。クオーツ、チタンケース、ラバーストラップ、ケース径45mm、1000m防水。23万1000円/エドックス(GMインターナショナル)

海モチーフのダイヤルに、
視認性の高いデザインを充てる。

ビッグフェイスウォッチの歴史をひも解くと、海時計へとたどり着く。強烈な水圧に負けないためには強靭なケースが必要になるし、極めて視認性が悪い水中でもしっかり針を読み取るためには、ダイヤルは大きい方がいい。小ぶりなダイバーズウォッチもあることはあるが、機能性で選ぶなら、断然大きなモデルの方が有利である。

タイミング・フォー・チャンピオンをスローガンに掲げ、フリーダイバーやパワーボートのチームをサポートしているエドックスは、水のスポーツと好相性なダイバーズウォッチが得意。どのモデルも防水性に優れているが、特に新作の〝クロノオフショア1 クロノグラフ〟は、1000mという驚異の防水性を備えた、ハイスペックのダイバーズクロノグラフだ。ケースサイドにはヘリウムガスのエスケープバルブが備わるので、プロの潜水士も使用可能。これだけのスペックを実現するのなら、ケースサイズが45mmになるのは当然のこと。つまり、この堂々たるサイズは、深海でも正確に時間を伝えるために必要だったのだ。

これだけタフな時計なら、サーフィンなどアクティブに海で遊んでも問題はない。絶対的な安心感があるビッグフェイスウォッチを腕に、週末は海へと駆けようか。

DETAIL-ディテール-

特に衝撃が加わりやすいベゼルには、耐傷に優れるセラミック素材を使用している。側面に大きな刻みが入り、ダイビンググローブを着用した状態でも操作しやすい
 

このモデルのデザインコンセプトであるパワーボートの世界観を表現するために、ケースバックにボートのスクリューをあしらっている
 

大型のリュウズはねじ込み式で防水性を確保。砂時計を模したロゴマークは、1900年以来、使い続けている
 

ストラップは着用感のいいラバー製。初回入荷100本分にはホワイトスタッズラバーストラップも付属する

同コレクションには、ほかにもこんなモデルがある!

ダイヤルにブラックのカーボンを張り込んで、スポーティさを強めた“クロノオフショア1 クロノグラフ”。 クオーツ、SSケース、ラバーストラップ、ケース径45mm、500m防水。17万8200円(GM インターナショナル)
 

ダイバーズウォッチは、視認性に優れたモノトーン色で構成するのがセオリーだが、“クロノオフショア1 クロノグラフ スペシャルエディション”では、ナチュラルなムードあるグリーンを採用。クオーツ、SSケース&ストラップ、ケース径45mm、500m防水。17万8200円(GM インターナショナル)
 

ゴールドカラーのケースに深いツヤのあるブルーのハイテクセラミックのベゼルを組み合わせ、色気ある顔つきに仕上げた“クロノオフショア1 クロノグラフ スペシャルエディション”。クオーツ、SS(ゴールド PVD)ケース、ラバーストラップ、ケース径45mm、500m防水。17万8200円(GM インターナショナル)

〈お問い合わせ先〉
GM インターナショナル
03・5828・9080


写真/正重智生(BOIL) 文/篠田哲生

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