東京エリア探訪【谷根千 Part2】

谷中・根津・千駄木の1文字ずつを取って呼ばれる「谷根千」。商店街を巡るもよし、駅の近くにあるお洒落なカフェに立ち寄るもよし。1日かけてゆっくり楽しめるエリアになっているので、今週末にふらりと出掛けてみては?

 

飲めるのはここだけ!
オリジナルの谷中ビール。

谷中ビアホール

昭和13年築の古民家を改装した複合施設・上野桜木あたりの入り口にある和風ビアホール。日本中どこを探してもここでしか飲めない、群馬県にある自社工場で醸造するオリジナルクラフトビールの谷中ビールを目当てに、国内外から多くの観光客が来店する。色や味、香りにそれぞれ個性がある谷中ビールは全部で6種類だ。

左から順に味の深みが増していく4種のテイスティングセット1600円

 

SHOP INFORMATION
谷中ビアホール
住/東京都台東区上野桜木2-15-6

☎︎/03-5834-2381
営/11:00〜20:00
休/月曜

 


時代の変遷を感じる
登録有形文化財併設のカフェ。

花重谷中茶屋

谷中霊園にほど近い、創業150年の歴史を持つ老舗花屋をリノベーションして誕生したカフェ。江戸末期から令和にかけて増改築を重ねてきたことから、建物には柱や梁組などに時代ごとの面影が残っており、建築好きにとって興味をひかれる要素が盛りだくさんだ。店頭でテイクアウト用に販売しているつぼ焼きいもを店内で注文すると、ブリュレ仕立ての特別版で食べられる。

トロトロのクリーミーな舌触りがやみつきになるつぼ焼いもブリュレ880円

 

SHOP INFORMATION
花重谷中茶屋
住/東京都台東区谷中7-5-27

☎︎/03-5834-8871
営/10:00〜17:00
休/火曜・第4水曜

 


コーヒーをお供に
良書と出合う古書店。

ブーザンゴ

コーヒーを飲みつつ、棚から気になる1冊を選んでそのまま本の世界へ没頭するもよし、ふらっと立ち寄って本だけ購入するもよし。文学をはじめ、アート、音楽、歴史、風俗など幅広いジャンルの古書を揃えるブックカフェだ。BARカウンターもあり、ウイスキーやカクテルを楽しめるために利用する人も。

見た目も美しいカプチーノ550円。プラス200円でアルコールワンショットをつけられる。

 

SHOP INFORMATION
ブーザンゴ
住/東京都文京区千駄木2-33-2

☎︎/03-3823-5501
営/9:00頃〜15:00、夕方〜22:00
休/火曜(祝日の場合は翌日)

 


全国から厳選した食材で
つくられる極上のおにぎり。

おにぎりカフェ 利さく

群馬県板倉町産のコシヒカリを昔ながらの羽釡で炊き、注文を受けてからひとつひとつ握るおにぎりはいつもほかほかの出来立て。日本全国から選りすぐった食材を使い、具材となる佃煮やお惣菜、汁ものも朝から手作りで仕込んでいる。おにぎりのラインナップは、鮭やタラコといった定番から、ザーサイと肉味噌、豚たく(瑞穂野ポークと白干し大根)といった変わり種まで常時約30種類を用意している。

好きなおにぎり2個とスープが選べるスープセット900円

 

SHOP INFORMATION
おにぎりカフェ 利さく
住/東京都文京区千駄木2-31-6
☎︎/03-5834-7292

営/9:00頃〜15:00、17:30〜20:00
休/水曜

 


大正から谷中に根付く
街のシンボル。

カヤバ珈琲

大正時代の町屋を使って、昭和13年に喫茶店として創業。一度は閉業したものの、地域の有志が引き継ぎ平成21年に再オープン。早朝の開店とともに、地域の人々だけでなく、遠方からの喫茶店ファンや外国人観光客たちでたちまち席が埋まる人気店だ。

右:コーヒーとココアを半分ずつ合わせたルシアン680円 左:焼き立ての厚焼きたまごを挟んだたまごサンド1400円。ともに創業時から受け継がれる看板メニューだ

 

 

SHOP INFORMATION
カヤバ珈琲
住/東京都台東区谷中6-1-29

☎︎/03-4361-3115
営/8:00〜18:00
休/月曜(祝日の場合は翌日)

 


photo:Kazuo Onodera、Shinji Sugimoto illustration:Junichi Koka edit&text:Yuki Kimijima

 

 

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