ノビのある速球とキレのあるフォークを武器に、クローザーとして2024シーズンを戦った森原康平。新守護神として実力を示した実力派ピッチャー。そんな彼のプロ野球選手としての顔とプライベートの顔に迫った。
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話を伺ったのは…… 森原康平 選手 (Kohei Morihara) 1991年、広島県生まれ。2016年にドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。2022年にトレードにより現球団に移籍し、2024年にはクローザーとして活躍。オールスターゲームに初選出され、日本一にも輝やいた。 |
ON STYLE
今年こそがむしろ勝負!
毎年アップデートを。
咋シーズンは日本一を獲得するも、リーグ優勝は逃した横浜DeNAベイスターズ。森原選手は課題と向き合いながら今シーズンに挑む。「今年も日本一を狙える勢いがあるチームですね。ただ、チームとしても個人としてもまだまだ伸びしろがある。個人としては、フィジカルもメンタルもまだまだアップデートしなければと思っています」。
30代半ばに差し掛かるも衰えは感じないとか。「30代になるといかに維持するかという考え方になりがち。でも、毎年何かアップデートできることが必ずあると思う」。そのためにストイックな日々を送っているそう。「若い時は暴飲暴食が当たり前(笑)。今はお酒も飲みませんし、かなり節制しています。無理をしているんじゃなく、その方がメンタルもフィジカルも充実しているんですよ」
OFF STYLE
癒やしも趣味も楽しむ、
新しい刺激を求めて。
さらなる活躍のために節制した毎日を送る森原選手。そんな中、サウナ通いが癒やしになっている。「遠征の際、その土地で人気のサウナに行っています。自分と向き合って没入できるのが魅力。メンバーで行くと熱い話ができたりもするので、楽しいですね」。
さらに、オシャレも好きだとか。かつて熱心なスニーカーコレクターだったそうだが、最近は大幅に数を減らした。「頭の中を整理するには、身の回りが整理整頓されていなければと思ったんです。野球がうまい人のロッカーってキレイなんですよ」(笑)。
実は最近、ビジネスにも興味津々。「いろいろな業界の方と話すのが好きなんです。知らないことを知ることで、刺激になりますから」。メンタルやフィジカルだけでなく、頭の中も常にアップデートを続けているようだ。
photo : Tomoo Shoju(BOIL) hair & make-up : Michinori Kikuchi text : Masafumi Yasuoka