密かに話題沸騰中「サメ映画」の祭典 東京国際サメ映画祭が初開催!

サメない夏がやって来た! 国内外のサメ映画を招待し上映する、日本映画史上初のサメ映画に特化した映画祭が、東京・池袋HUMAXシネマズにて2024年7月12日(金)〜15日(月)に渡り開催された。

会場は満員! 意外にも女性ファンが多い

200人ほど収容できる劇場は、イベント開始前に満員。来場者たちは、コアな男性“サメ映画有識者”だけかと思いきや、20代〜30代の女性が1人で来たり、友達を連れて来たりしている人も多かった。

今回、4日間で累計1000人以上が来場。ハチャメチャな設定でゆるくて笑えるサメ映画は、コア層だけでなく、若い女性にもささるジャンルとなっていた。

 

6つの国から全11作品を上映!

記念すべき第1回目となる今回は、アメリカ、メキシコなど6カ国から全11作品の「サメ映画」を上映。12日に上映されたオープニング作品は、8月16日(金)から全国公開される『エア・ロック 海底緊急避難所』。上映前には、サメ映画有識者として定着されつつあるお笑い芸人、サンシャイン池崎が登壇し、爆笑のサメ映画トークを繰り広げた。これ以外にB級、Z級の新作サメ映画や、短編&中編サメ映画集の上映に加え、最終日の15日は、クロージング作品として日本産の新作サメ映画『温泉シャーク』が上映された。
オープニング作品となる『エア・ロック 海底緊急避難所』は、南国のリゾート地・サボへ向かう旅客機が高度2万フィートから海底へ墜落。運よく生き残った7人に海底で人喰いサメの脅威が襲いかかる。徐々になくなる酸素量、海底の水圧でへこんでいく機体、外にはサメ、そんな極限状況の機内で繰り広げられる手に汗握るサバイバル。じわじわと生存者に忍び寄るサメ……その緊迫感が半端ない。まさに、オープニング上映作品に相応しい上質なサメ映画だった。

『エア・ロック 海底緊急避難所』/8月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開© NWUP Limited 2023

 

グッズもフードもサメ一色!

 
売店では、映画祭のロゴがプリントされたTシャツや缶バッチ、東京国際サメ映画祭が考案・製作したモノポリーとのコラボ商品「サメポリー」など公式グッズの数々を販売。それに加え、名作サメ映画のDVD直売コーナーも設置されていた。
 

映画上映後、お目当ての作品を求めて、多くの人が売店に詰め寄せていた。
 

サメのグミが、ジンジャーエールの海を泳ぐ「サメでたいソーダ」。映画祭の上映作品のミニトレカ(全5種類)が1枚セットで付いてくるのは、ファンにはたまらない。

 

後夜祭開催が決定! 映画祭の各賞の発表も

8月3日(土)には、阿佐ヶ谷ロフトAにて、映画祭を振り返る後夜祭の開催が決定。その際に、審査員賞、観客賞、特別賞など映画祭上映作品から選出された各賞が発表されるとのことだ。

映画館入場に観客に配られる観客賞の投票用紙
 

本映画祭は、映画祭主催者も、映画の作り手も、観客も、みんなが「サメ愛」にあふれたものだった。ハチャメチャなストーリー、荒い映像、高くない撮影技術……でも作り手が情熱と工夫を凝らして作ったサメ映画。だからこそ、面白い! じわじわと来ている人気に、来年の映画祭は、もっと規模が拡大しているかもしれない。これを機会にサメ映画の波に乗ってみては。

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